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drawing1. SEDNAを想って

こんにちは、natsumlです。

今回は、最近描いている作品を紹介したいと思います。

最近描いている「青い旅のシリーズ」。

わたしは生まれてこのかた、ずっと美術と共に生きています。

旅先でも絵を描くのが日課。

その場で描けない場合は、写真や目に焼き付けて、帰ってきてからその時の記憶や想いを反芻しながら絵を描きます。


Take me to the Moon

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この作品は、SEDNAを想って描きました。

わたしと夫は、世界一周をする計画を立てています。

ですがこのような状況なので、なかなか色々なことが上手く前に進まず、世界一周どころか日本国内ですら、身動きが取りづらい状況が続いています。

「どこか遠くへ行きたいなあ」

そんなポッと湧いて出た一言から、この絵が生まれました。


SEDNA

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わたしがセドナを訪れたのは、4年ほど前。わたしの初めての海外旅行でした。

セドナとは、アメリカのアリゾナ州にある、レッドロックという赤土の岩山に囲まれた場所です。

セドナは古く昔からヒーリングスポット・パワースポットとして、先住民にも大切にされ、守り継がれてきた土地です。

昔、先住民の人々にとってセドナはあまりにも神聖な場所だったため、そこに住むことはせず、祈りを捧げたり、儀式を執り行うための場所として扱っていたと聞きました。

セドナには「ボルテックス(Vortex)」と呼ばれる、大地からのエネルギーが湧き上がっているとされるスポットが数多くあります。

地球の磁力が集まっている場所のようで、実際にわたしも、不思議なくらい渦を巻き捻れながら、力強く天に向かって伸びていく木々達に出会いました。


空と大地しかない場所へ

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「どこか遠くへ行きたい。誰もわたしのことを知らない土地に行ってみたい」という強い想いを抱き、英語も全く喋れない状況で、ひとりビューン!とアメリカへ渡りました。

アリゾナに2週間滞在。初めての海外!初めての英語!

言葉も喋れない、右も左も分からない不安とか、心配とか、そういうものは不思議とありませんでした。

悠久と続く、果てしなくでかい空と大地。

強く輝きを放つ太陽。

わたしはただ、目を丸くして全てを見つめ、心をずっと震わせていました。

空と大地しかない場所に立っている。

"地球の上に立っている..."

今まで生きてきて、生まれて初めてそう思いました。

わたしにとって、忘れられない体験です。


それでは、また作品と旅のエピソードを紹介できたらと思っています。


"Take me to the Moon"
28.Jun.2021
color pencils, paper
natsuml


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