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人のせいにして逃げる経営者(マネージャー)に未来はない。

経営者やマネージャーの頭を悩ませるのは基本的にニンゲン。

私が解決してきた問題も基本的には人のことです。しかし「なぜこれが今まで放置されていたのだろう?」ぐらいのことが頻繁に発生しています。

そのような問題に対する具体的な解決策はひとつだけです。《人の問題にしない。》これひとつだけです。簡単ですね。

どうしてこのような(簡単に見える問題)が放置されていくのでしょうか?それは人の問題にしているからです。

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「なぜウチには良い人材が集まらない。」そう考える人は沢山いらっしゃいます。あなたももちろんその1人でしょう。

その対策はどのようにしていますか?まさか後追いでミスを発見するような、ダブルチェックみたいな対策をしていませんよね?

それ(ダブルチェック)がなぜいけないか?根本の原因を解決できないからですね。解決できない場合は常にそこに人が必要になります。

そして人は必ずミスをします。これは絶対です。そのミスの程度が大きいか小さいかくらいの違いでしかありません。

つまりミスを発見する側の人もミスをするのです。それではミスが二重になるだけです。ではどうすればいいでしょう?

その担当者を変える?その担当者はどこから捻出するのでしょうか?他の作業の空き時間にやらせる?不可能です。もしできたとしてもその人が辞めたらどうするのですか?

そしてその担当者に対してあなたは何ができますか?ありがとうと言ってあげる!みたいなゴミみたいな回答は袋にまとめてゴミの日に捨てておいてください。

従業員とマネージャー、経営者はイーブンくらいに考えた方がこれからの時代は良いでしょう。なぜなら人口動態は絶対に動かせないものだからです。

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ミスが連発する仕事というのは得てして簡単な作業であることが多いです。(ここでいう簡単というのは簡単そうに見えるということです。)

しかも、簡単そうに見える作業でのミス連発というものは人を腹立たしい気持ちにさせます。(旦那が結婚記念日を忘れるのと同じですね。自戒の意味も込めて)

そして簡単に、単純に見える作業に良い従業員を当てる経営者やマネージャーは存在しません。

なぜなら、そのような従業員にはお金を生み出す作業に従事して欲しいからです。あなただってイーロンマスクさんに事務員はやらせないはずです。(事務員を馬鹿にしているわけではないですよ!ディフェンスかオフェンスかのちがいです!)


そして適当な従業員を当てはめてホッと胸を撫で下ろしている暇はありません。なぜならその適当な従業員は他の従業員と仲違いを起こすことが請け合いだからです。

なぜならば、その人(あなたが適当に当てはめた従業員)は仕事ができる人ではありません。仕事ができないということは、もちろん付随するのがコミュニケーション能力の低さです。

「あんなやつを雇うなんてどうかしてるんじゃないか!俺なら神に誓ってあいつを雇うことなんてしないね!」と、みんな口々に言いまわるでしょう。

こうなるともう神に祈ろうがどうにもなりません。その上最悪なことにその作業はミスが起きることを従業員はよく知っています。ということは絶対に誰もやりたがらない作業になってしまいます。

そうなると当てはめられるのは、窓際でカレンダーの退職日に花丸をつけて待つ人(まるでカルカッタの死を待つ人の家)もしくは右も左もわからないど新人のみです。

そしてそこは外と遮断された世界。精神と時の部屋です。簡単にブラックボックス化してしまいます。なんということでしょう。あなたはなぜミスが起きるか?それを一生知ることは無くなるでしょう。

どこにでもあるこの問題。解決策は良き人を神に祈ってまつ以外には無いのでしょうか?

そんなことはありません。ミスをしたくてミスをする人は存在しないからです。

ミスというのは4つに分類できます。記憶エラー、認知エラー、判断エラー、行動エラーの4種類です。これらのミスは、作業の流れや内容、環境や管理の仕方に問題がある場合に起こりやすくなります。

つまり担当者の力量頼みの仕事の方法では、一生その部屋は開かずの扉なのです。コナン君だって状況証拠も何も無いところでは事件を解決できませんからね。

①記憶エラーに関しては常に文章で残すことでエラーを防げます。確かにちょっとひと手間かもしれませんがミスの後追いを何度もするより随分とマシなのではないでしょうか?

例えば指示を出すときに必ず口頭で言わずにメールに残す。もしくは紙でプリントアウトして終わったら捨てるようにする。これだけでも大部分が解決できるはずです。

②次に認知エラーですが、認知エラーは3つあります。意思疎通ができていない、教えたつもり、見たことない。この3つです。

意思疎通は普段からの会話に加えて、相手の理解レベルを実際の場所まで連れて行き確認しないといけません。これで3つから構成される認知エラーは防げます。

③そして、判断エラーも先ほどの認知エラーと同じで、理解不足というのは指示する側と指示される側、両方の理解不足でおこります。

支持側はこのくらいわかっているはず、指示される側はこのくらいわかってるはず。の目線合わせができていないのです。もし両者が同じであるのならば指示する側に存在理由が無くなるはずなのに。

④そして行動エラー。これは絶対に起こります。起こすなというのは不可能でしょう。確率を下げることしかできません。

ところでこの4つのエラー対策に共通する点はなんでしょうか?

そう。その通りです!あなたはコンサルタントの素質があるかもしれません。明日にでも開業届を提出しましょう!

もちろん答えは人に頼らないということです。

基本的に人は自ら望まない場合成長しません。なので誘導してあげる以外にミスの対策は無いのです。成長すればもちろん4つのエラーの頻度は下がります。

しかしそれを望むのは天に運を任せる行為でしかありません。

では全て機械に頼らなければ人類に希望は無いのでしょうか?

もちろんその通りです。人はどんどん減っていきます。しかしそれはオフェンス要因に人を回せなくなるだけです。

常にあなたも私もオフェンス要員で機械を使おうとしています。しかし機械に1番頼らざる負えないはずのディフェンス要員を常に人で補充しようとします。

それはなぜなのか?思い出してください。誰がイーロンマスク氏に事務員をさせるのか?という問題点を。

そう。目で見てわかるオフェンス要員のような機械に、今まで安く使えていた、いくらでも出てくるはずのディフェンス要員を充てる経営者、マネージャーはいないのです。

ですがいくらでも出てきていたのは古き悪き時代です。人口動態を見てみてください。日本は生産人口は激減していきます。今1番多い45〜51歳くらいの人は後10年も持たずに退場です。

ではあなたの事業は後10年の命なのでしょうか?もし生きれるのならばもっと生きたいと思いませんか?

もしもっと生きたい!そう願うのならばあなたが今投資すべきなのはディフェンス要員です。ディフェンスにお金を使うのは馬鹿げている?

もしそう思うのならば未来などないでしょう。

考えてみてください?攻撃を通さない無敵の艦隊とレールガンを乗せたボート。どちらが生存確率が高いでしょうか?

考えなくともわかるはずです。

レールガンだと!

レールガンは男のロマンですからね。

それでは、また日曜日に!

あどりでした!

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