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自ら考え、行動し、結果を生み出す。アドウェイズマーケティングディジョンの成長の秘訣に迫る!

アドウェイズの国内広告事業部が「マーケティングディビジョン」という新しい部署を設立したのは、2021年4月のことでした。

マーケティングディビジョンは、クライアントのブランディング戦略の設計からブランド力向上による効果検証までを「フルファネル」で向き合い、市場や社会に対し、広告の新しい価値を届けることを目的に設立されました。

設立からまもなく3年が経過しようとしている今、プロジェクトはどのように成長を続けてきたのか。また、今後どのような視点で事業に向き合い続けていくのか。今回のnoteでは、設立メンバーである安岡、佐藤の二人に話を聞き、マーケティングディビジョンのこれまでと、これからの取り組みにフォーカスをしていきます。

安岡竜(ゼネラルマネージャー)
2014年、株式会社アドウェイズに新卒入社後、エンジニアとしてアフィリエイト領域を中心としたサービス開発やマネジメント業務に従事。その後、コンサルタントに転身し大手金融メディアの営業を担当。広告運用部門を経て、大手通信会社に出向し、スマートフォンの販促プロモーションに携わる。帰任した後、ブランディング領域の部署を立ち上げ、戦略立案を統括。現在はマーケティングディビジョンの責任者として、事業成長、環境作り、人材育成に力を入れている。

佐藤翼(シニアプランナー)
2019年、アドウェイズに中途入社。前職ではオフラインプロモーションにおける企画、ディレクションに従事。その経験を活かし、アドウェイズ入社後は、認知領域におけるプランナー業務に携わり、コミュニケーション戦略や、企画立案、メディアプランニング、ディレクションなど幅広く担当。現在はプランニングチームのマネジメントを行い、チームのトップラインを引き上げるべく邁進している。

広告という枠組みにとらわれず、世の中に価値を届けていく


——設立当時と比べて、部署が担う役割は変わりましたか?

安岡:いえ、アドウェイズにおいてのマーケティングディビジョンの役割は「クライアントに向き合い、ブランディングを通して解決に導く」ことです。この姿勢は、立ち上げ当初から何ら変わっていません。

私たちがフルファネルで広告に向き合っている理由は「広告という枠組みにとらわれず、世の中に価値を届ける」ためです。いわゆる広告代理店ではなく、マーケティングコンサルタントとしてあらゆる課題解決に全力で取り組み、広告の価値を高め、クライアントの課題を解決に導いていく。マーケティングディビジョンは、そうした目的を達成させるために設立されました。

現在、マーケティングディビジョンには、リサーチャー、プランナー、ストラテジックプランナーの3つの職種が存在し、それぞれが独自のスキルと専門知識を活かし、事業に取り組んでいます。

市場調査、競合調査を行うのがリサーチャー、その調査によって生まれた数値や課題をプランナーがまとめ、それに応じた戦略をストラテジックプランナーが構築する。この一連のプロセスを作り上げて結果を出すことが、私たちマーケティングディビジョンの役目です。

佐藤:フルファネルで広告効果を分析し、課題を抽出し、検証したものを組み合わせて大きな効果を出していくためには、全体の戦略設計の可視化や価値提供の仕組みづくりが重要になります。加えて、アドウェイズがこの領域に向き合う意味も同時に示さなければなりません。

そうした背景の中、私たちはこの新たなチャレンジを使命と捉え、広告の指標や価値に一石を投じるために、独自の手法を持って戦っていくことを決めました。その新しいアプローチの一つが、業界においても長年課題とされてきた「ブランディング広告の効果の可視化」の仕組みづくりです。

現状はまだまだ改善点はありつつも、課題に対する継続的な取り組みを行いながら、新しい技法も積極的に導入しノウハウを積み重ねています。

安岡:そうした積み重ねと共に、体制の整備を行ったことで、事業は円滑に動き続けています。立ち上げ当初は、私たちの役割や意義が社内でそこまで認知されていなかったのですが、現在では新規・既存案件の相談や、紹介をいただくことが増えてきました。おかげさまで徐々に利益も生み出せるようになり、今後はチームメンバーを増員し、より体制の強化を行っていく予定です。

昨年の社員総会では、クライアントへの価値提供とパフォーマンスを評価され、ありがたいことにチーム賞をいただきました。チームメンバーの日々の積み重ねや、多くの部署の皆さまのご協力があったからこそ獲得することができたと考えています。こうした賞をいただいたことは、大きな自信につながったと感じています。

と言っても、立ち上げ当初は手探りな状態が続いていました。なぜなら、事業の組み立てや組織作りに加え、自分たちのブランディング戦略も並行して行わなければならないなど、やるべき課題は山積みだったからです。

例えば、アドウェイズは「獲得領域のみを得意とする広告代理店」というイメージが強く「フルファネルで広告に向き合っている」ことは、まだまだ市場の共通認識ではありませんでした。

佐藤:ただ、逆にそうしたステータスが、僕らに興味を持ってもらうフックになったこともありましたよね。だからこそ「アドウェイズがフルファネルで価値提供を行う意義」をきちんと説明すると、納得していただくことも多かったように思えます。

——この約3年間で、事業が着実に成長してきたことがわかりました

安岡:ありがとうございます。ただ、成長実感はあるのですが、正直に言えば、私自身は満足はしていないんですよね。事業は立ち上がったばかりなため、着手できていない新しい挑戦や、未来への準備も今後はより行っていかなければなりませんから。

佐藤:それは私も、チームのみんなも同じ気持ちだと思いますよ。とはいえ、課題やゴールが具体的なフェーズになってきたからこそ、私たちが取り組んでいかなければならないポイントも明確になりつつあります。チームは今、全員がワクワク感を共有し、前向きなエネルギーを持っています。そんな、新しい可能性で溢れる成長のフェーズにいるからこそ、私たちはさらに一丸となり、全員でアップデートをしていくことができると感じています。

もちろん、その過程では困難や挫折をすることもあるかもしれませんが、成果を出し続け克服していくことで、チームはより強固な結束を築き、未だ見ぬ挑戦にもより強く立ち向かっていけると思います。

今後はそうしたモチベーションを維持しながら、最新技術や市場の変化にも敏感に対応し、アドウェイズならではの価値をより生み出して、世の中に届けていきたいですね。

マーケティングディビジョンは「受動的ではなく自主性を重んじる組織」


——この3年で「組織」はどのように変化、成長していったのでしょうか

安岡:事業と同じく、組織作りにおいても、試行錯誤をし続けた3年間でした。1年目は、立ち上げ時の勢いそのままに一気に走り始める予定だったのですが、まずはマーケティング全体への理解、顧客ニーズの本質、市場の捉え方、分析アプローチ手法など、メンバーの知識とスキルアップの底上げは必須であると考える至り、ラーニングツールを活用するなどして教育の仕組みを整え、ストーリーを組み立てていきました。

2年目に差しかかった頃には、そうした準備と結果のサイクルを循環させていくことで、着実に成果が現れ、社内からも新規・既存案件の相談や紹介が増え、お客様や世の中にも段々と価値を届けられるようになりました。もちろん、まだまだ改善の余地はありましたが、着実に前に進んでいる感覚はありました。

ところがその後、試練や逆境ともいえる事態が幾度も発生しました。組織に影響を与える辞令などもあり、気が付いた時には初期メンバーは、佐藤さんと私だけになっていました。

佐藤:あれは、確か2年目の夏くらいのことでしたね。

安岡:はい。とても複雑な気持ちでしたが……ただ、僕らはそれでも前を向いて、ひたすら進んでいかなければなりませんでした。今振り返ると、そのような逆境になったからこそ、再び全員で共通の目標に向かい、一致団結し、高い壁を乗り越えることができたと考えています。

佐藤:目標達成をしたことで、この2年間自分たちが向き合ってきたことが正しかったという自信にもつながりましたよね。またその経験が、3年目へのエネルギー源になったとも思っています。

安岡:そうですね。おかげさまで、3年目も順調に事業も組織も拡大をさせることができ、目標を達成することができました。今後もこの時に得た経験と学びを、忘れずに活かしていきたいですね。

——逆境や自信が原動力になったとはいえ、マーケティングディビジョンは設立から3年で結果を出し、組織は現在も拡大し続けています。成長の要因は他にもあるのではないでしょうか

佐藤:そうですね。私たちマーケティングディビジョンは、受動的ではなく「自主性」を重んじています。指示を受けてから業務に取り組むのではなく、自ら考えて行動をする。こうした土俵やカルチャーがチーム全体に根付いている点も、私たちの強みであり、組織の成長に寄与していると言えるかもしれません。

安岡:佐藤さんのお話の通り、マーケティングディビジョンは、各個人が自身の成長に焦点を当て、業務範囲やスキル、そして考え方をアップデートし続けている文化を大切にしています。その結果、アドウェイズの中でも役職者の割合や、昇格率が比較的高い傾向になりつつあります。

佐藤:とはいえ、世の中にはこうした働き方を、得意とする人とそうでない人がいると思います。例えば、広い裁量の元でフレキシブルな働き方を選択するよりも、ルーティン化された業務に着実に対応する方が得意である。そんなタイプの人は、もしかすると私たちの組織に適応することは簡単ではないかもしれません。

ちなみに、個人的な感覚としては、現在の部署の雰囲気は非常に良好であると感じています。温和でありながらも、多くのコミュニケーションが日々生まれ、オンとオフの切り替えも適切に行われている。そして、各メンバーがそれぞれ異なる価値観や意見を持っているため、多角的な視点が自然に養われる。こうしたマーケティングディビジョンの環境や雰囲気は、自分自身にも大きな影響を与え、より成長をしたいと思わせてくれる活力になっていると感じます。

安岡:私も同意見です。将来どのように成長していきたいか、この組織で何を実現したいのか、個人・組織両方の視点を持ち、実際の行動に移していくことができれば、例え特殊なスキルやキャリアを持ち合わせていなくても、良いパフォーマンスを出していくことができると考えています。

ちなみに、マーケティングディビジョンに所属する社員の中で、アドウェイズに新卒時から在籍している社員は、実は自分だけなんですよ。他の皆さんは全員が中途入社で、かつそのほとんどの方が別の業界からの転職なんです。

アドウェイズの中だけではなく、世の中全体で活躍する人材を目指してほしい


——マーケティングディビジョンのこれからについて教えてください

安岡:我々が目指している未来はブランディング広告の「効果の可視化」だけではありません。現在市場には、まだまだ課題も存在し、改善の余地があります。そうした市場に対し、私たちにできることは、顧客と消費者の深層心理に向き合い、フルファネルで価値提供を行い、結果を残していくことです。

世の中に新しい価値や当たり前を提供し、広告そのものを新しいステージへと押し上げていく。そうすれば自然と、アドウェイズのあり方そのものもアップデートできると信じています。

佐藤:組織としては、今はまだ効率化だけにフォーカスするフェーズではないと考えています。なぜなら、やるべきことが徐々に可視化されてきて、何をどうしたら自分たちがさらに成長することができるのかが、ようやく見えてきた段階だからです。

今後は、チームみんなの努力が結果となり、事業に、そして社会に大きな価値を届けていく。そうした循環を作りながら、新しいチャレンジにどんどん取り組んでいき、未来につながる組織を構築していきたいなと考えています。

安岡:組織の価値が上がることで、人材の価値も自然に上がっていきますしね。

個人的には、マーケティングディビジョンのメンバーは、アドウェイズの中だけではなく、世の中全体で活躍する人材になってほしいと思っているんです。

今後、仮にマーケティングディビジョンから巣立っていく社員がいたとしても「自分を成長させてくれたのは、あのチームだ」とポジティブな印象を持ってほしいですし、市場からも「あのチーム出身者なら期待できる」と思ってもらえれば嬉しいですよね。

佐藤:今だから言えることですが、自分はこの組織が設立される前、実は会社を退職しようと思っていたんです。しかし、異動後にこのマーケティングディビジョンがアドウェイズを、いや、広告業界そのものを変えていく組織であると確信したため、気持ちが変わったんですよ。

改めて振り返っても、当時の自分とは比べ物にならないほど成長をしていると感じますし、考え方も大きく変化しました。今後はそんな自分と同じように、組織を通じてさまざまな人の価値観を変化させ、個々の将来に繋げていくことができたら何より嬉しいですね。

安岡:そうですね。そうした立派な組織に成長させていくことができるよう、今後も頑張っていきましょう。これからの将来が、とても楽しみです。

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