せめて白痴であれたら

ちょっとした悪意すらも、他人の少しの空気の揺らぎすらも敏感に感じとれてしまう身体でなければ、何も気づけなければ、自分の普通が普通じゃないことすら気づけなければ、もっと息ができたのかもしれない

無いものねだりではある。
ほんとうにそうであるひとに怒られてしまいそうだ。
でも気軽な気持ちでなんて発していない。
切実に思い続けてきた。

そのせいで半端に死ぬのは嫌で怖いという欲までうまれている。愚かだな。こんなんなのに生きたい自分も、生きたいくせに希望がないのも、きらいだというのに。生きたい自分が理解できない。

明日から地獄の夜勤、デリカシーの無い暴言と態度を取り続けるひととの夜勤。
無知で馬鹿でありたかったけど、知能がにわかにあるせいでひとに優しくできるところだけは神に感謝してるよ。
心折れて飛びかけた後輩から「あなたがいるから続けようと思う、あなたに会うために戻る、ごめんなさい」と来てたのは救いだけれど
同時に呪いでもある

今日、帰りにコンビニに寄って、セルフレジをして、買った飲み物を持ち帰り忘れた。
ほんとうにこういうところだな。
すごく苦しい。

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