元の性格が分からなくなってしまった

長いこと双極性障害とあきらめに近い共存をしてきた。
しっかりとした躁鬱のリズムとは別で、ふだん何か感情が大きく振れる瞬間や、テンパったりや、焦ったりなどしたとき、意図しない大声と態度の大きい物言いをしてしまうことがある。
そしてそれにたいして極端に落ち込むループなのだけど、はたしてこれが双極性障害の一種なのか、そもそも私のダメな性格の一部分なのか、正体が分からないまま何年も過ごしてきた。
なんでこんな言葉を使ったんだろうだとか、なんでこんな言い回しにしたんだろうとか、一瞬大きく昂って(決して怒ってるとは違う)放つ言葉は、まるで別人が出てくるかのようで、それでも確かに私なのだ。
気をつけたくて生きてきた。でもどうにもならずに30歳を超えてしまった。
リチウムは2週間を超えれば効果が現れてくるという。でもヤラカシはまだ続いてる。
これが怖いところで、できることなら病気のせいだと言ってほしい。症状のひとつだと言ってほしい。元の性格なんだとしたら、私は私と向き合う元気はもう無い。

来月から夜勤になってしまった。
せっかく整えた生活リズムも壊れることになって、太陽も浴びることができない。薬をのむリズムも分からなくなって、また次の病院で相談しなきゃならない。夜勤はきっと先生が嫌がるだろうなと思う。

苦手な人と組まなきゃいけない。苦手なことを上司に話したら逆に昂ったときに出てしまう強い物言いを指摘されてしまった。そういう声があがっていると。
プライベートだったらうまくやるのは得意だった。
仕事でまわりから嫌われる勇気なんてないよ。少ない人数のなかでそう思わせてたこともショックだし、陰でそう思われてたこともショックだし、色んなことの整理がつかない。

私のアイデンティティはいったいどこにあって、なんのためにそんな環境で労働をして、なんのために生きてるんだろうか。
無個性無特徴でいいからせめてコミュニケーションに難もなく、いろんなことを流せる普通の明るい人間に生まれたかった。


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