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しないことリスト pha

自己啓発本に弱い

若い頃は特にそうだった
眠る前明日の仕事のことを思い不安になって自己啓発本を手に取る
読んでいるときは先程までの不安がなくなったかのように思えて眠りにつく
次の日読んだだけでは何も変わっていない自分に気づく
そのスパイラルが嫌になった

本屋で「しないこと」というこの本のフレーズが目に入った
しない、という引き算の提案ってあまりなかった気がした

著者は”日本一有名なニート”としてテレビでも話題らしかった(背表紙に書いてあった)京大を卒業、変わった経歴の印象を受けた


この本は知恵袋みたいに現代の漂流の仕方や方法論を示してくれる
現代社会でいかにラクに生きるかを体系的に学び考え思考を整理し行動しその結果書かれた本なのではないか
その視点から書いてくれる人はあまりいなかった気がする

自己啓発のような過剰なポジティブさはもちろんなくどちらかというとフラットな感情に戻してくれる

とにかく力まなくて済む

眠る前に不安になったとき読むと不思議な安心感があるのだった
読みやすいのもある
弱っているときにすっと文章が入ってくる本というのはありがたい


著者自身できるだけ自由に生きていたい人みたいな印象を受けた

どの本にも共通しているのは、「できるだけ、ラクに、自由に生きていくにはどうしたらいいか」という永遠のテーマです。

しないことリスト pha おわりに P199


なにかモヤモヤする毎日を過ごしている人にも読んでほしいと思った

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