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ここ数年で急増?!リファレンスチェックとは

転職活動において、応募先の企業からリファレンスチェックをしたいと言われることがあります。主に外資系企業で行われることが多かったリファレンスチェックですが、最近では日系企業でも増えてきています。今回はこのリファレンスチェックとは何か、なぜ行われるのか、どのような内容かなど書いていきます。

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■リファレンスチェックとは何か
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リファレンスチェックとは、中途採用において応募者の前職の勤務状況や評価を関係者に確認することです。基本的には電話で行われることが多いですが、書類や面接で行うこともあります。また実際に行うのは、企業が直接行う場合と外部委託して行う場合があります。

■なぜリファレンスチェックを行うのか
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①スキル・経験のギャップを防ぐ
“英語の実務経験あり”といっても、実際にはメールだけでMTGなどは行っていなかった、などの履歴書・職務経歴書だけでは分からないような細かいギャップを事前に確認することができます。

②面接で確認できなかった人柄がわかる
面接では本人がチーム内でどのような役割を担っていたか、残業はどれくらいしていたか、などの細かいことは確認できません。面接では自分に都合の悪いことを正直に言える人はあまりいません。書類だけでは説明しきれないことを確認できます。

③企業側が安心できる
本人からの情報だけではやはり企業としては、安心できないこともあります。それを第三者からの証言で裏付けることで、信頼関係を構築できるというメリットもあります。

■いつリファレンスチェックを行うのか
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基本的にはオファーレターの前に行われます。企業によっては、選考の途中で行うこともあれば、内定後にあくまで確認作業として行われることもあります。

■リファレンスチェックの内容
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質問としては大きく分けて以下の3つになります。

①勤務状況
・応募者の勤務期間
・役職と職務内容に齟齬はないか

②勤務態度やコミュニケーション
・上長と適切にコミュニケーションを取っていたか
・部下に対しての態度はどうだったか
・遅刻や欠勤はあったか
・個人とチームどちらで働くことが適切か
・長所と短所

③職務能力
・実績に齟齬はないか
・トラブルへの対応はどうだったか
・再度一緒に働きたいと思うか

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■リファレンスチェックによって内定取り消しになることはあるのか
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基本的には確認作業のためありません。ただし、在籍期間が履歴書と異なっていたり、明らかな経歴詐称が発覚した場合、内定取り消しになってしまうケースもあります。

■リファレンスチェックは拒否できるのか
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まず、リファレンスチェックは応募者の同意を得ないと行うことはできないため、拒否する権利があります。場合としては、以下の2つのパターンが想定されます。

①応募者が拒否する
現職の上司や部下に秘密で転職活動を行っていたり、リファレンスの回答を求める関係性の人がいないなど理由は様々です。応募者に問題がある場合だけではないので、企業側としては注意が必要です。その場合は試用期間付きの採用など別の方法で評価を行うべきでしょう。

②推薦者が拒否する
応募者に辞めて欲しくない、応募者との関係性が悪い、転職の合否に関わるような情報を与える立場になりたくない、などの理由で断られる場合があります。

理由は様々ではありますが、応募者の立場であったらリファレンスチェックを拒否するのはあまりおすすめできません。企業としては何か虚偽があるのではないかと疑ってしまうからです。どうしても拒否したい事情がある場合は、正直に理由を話して虚偽などの理由で拒否するのではない、ということを理解してもらいましょう。

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