鍼灸院を開業してみた話

初めまして。

AGIと言う名前で活動しております。美容鍼灸師です。

手に職を持って夢見るは一城の主。ということで実際に自由が丘に鍼灸院を開業しています。
女性が独りで金融機関や親戚一同からお金を借りないで独立するにはどうしたら・・・?というのをつらつらと書こうと思います。

多分、再現は可能です。

下準備としての当時の流れを説明いたしますと
・離婚したて&失業したてで貯金も無ければ親の信用も無いし頼れる人もいない
・元旦那に専門学校卒業後の鍼灸院の仕事を辞めさせられたので技術もノウハウもない
・水商売等は絶対向いてないから金欠からダッシュで脱出する術がない

という基本的に「はい詰んだ!」みたいな状態からのスタートです。
これより悪い状態から始める人もそうそう居ないと思うんだ・・・。

派遣事務職を失業した当時の私は27歳。既に鍼灸師免許は持っているものの
目先の利益に釣られてコンサル会社のよくわかんないところで開業する??みたいな甘言に騙されてみたり、赤坂で社長がモデルの愛人囲いまくってる酸素サロンの一室で開業する?(ケツ持ちがY組だから安心だよとか何一つ安心できない/社長自身が株主総会で追われました)そんな話を頂いたりしたので

「鍼灸師免許さえ持ってれば割と仕事の話は舞い込みます」

安定とか平穏と引き換えになるかも知れないのと

「開業したら誘った人が集客してくれる訳ではない」

というのを念頭に置いていただけたらと思います。

技術があるだけで食っていけるか?
マーケティングはどのようにしたら?
そもそも鍼灸院の経営ってどうしたらいいんだ?
という疑問を一挙に解決すべく、美容鍼灸を専門にやっている鍼灸施術率100%の鍼灸院の門戸を叩きます。

入社面接で「独立開業の意思は有ります!」って堂々宣言した辺りで
滅茶苦茶扱いにくそうな人材で良く採ったな。。って思いました。
(入社するのに原付免許取ってきたら採るよって言われたので原付免許取ってきたぞオラー!!って行った/こういう言質はきっちり回収すると得することが多いです)

事務職経験があるので、PC周りもやりつつ、もちろん従業員として売り上げも立てねばいけないのでマーケティングの意図と成果と自分の至らないところと院長と喧嘩しつつ(その説はお世話になりました)

1年ぐらい従業員を続けてみて
「この売上はハコのおかげなのか自分の技術が追いついてきているのか」
その自信に確証が持てなかったのと新しい坂路を開拓する為に地方出張を休日に行うことにしました。

さすがに疲れましたけども3日で12万稼ぎ出せてるなら上々なのでは?

ということで、80万ぐらい何とか貯めて出張メインで独立&開業しました。
もちろん前の職場とは関係良好です。
喧嘩別れしても良いことないですから。
院長のご厚意で何名かクライアントさまをそのまま引き継がせてもらったので、それが命綱となっています。

「ゼロから集客はマジで厳しい」

紹介者が太いとかそういう確信がないなら人望も薄いでしょうし
友達も少ないとかお金稼ぎとして見たくないとかなら少なくとも家賃とご飯が買えるぐらいのお客様作ってから独立してください・・・。いや本当に。

いきなり開業したい人の志をへし折る話に落ち着いてしまった。。
次回は開業時にかかった金額についてお話したいと思います。

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