見出し画像

人と接さずに食事ができる喜び 2023年9月【3】


数年ぶりの外食で戸惑う

最近、よく外食をするようになった。楽天の期間限定ポイントを消化したいというのが理由だ。

昔から外食はめったにしない。私にとって外食とは、出先で空腹になってしまった時に仕方なくするものだった。これもコロナ禍で控えるようになった。

そして先日、数年ぶりにファミレスで食事。注文はタッチパネル、配膳はロボットになっていた。もちろん人づてには聞いていたが、自分で体験するのは初めてだ。

回転寿司にも行った。まず入店の時点でまごついた。店員がいない。あるのはタッチパネルだけ。「何名様ですか」「カウンター席でもいいですか」などと表示されるので「はい」「はい」とボタンを押した。そして表示された番号の席へ移動。

席に着いてからも、どうすればいいのかわからない。スマホで検索して、それに従った。

タブレットで、食べたいネタを選んで注文。回転レーンは上下2段になっていて、上段に注文した品が流れてくる。だいたい数分で届いた。直前にタブレットに知らせが来る。

食べ終えた皿は目の前の専用口に入れる。このシステムは10年ぐらい前にも見たことがあったので困らなかった。入店から退店まで一度も店員と接触しなかった。

この変化についていけない人もいるだろう。ただ店員がいないわけではなく、呼べば来るので何とかなる。

パンデミックで時代が進んだ

人と接せなくて寂しいという意見もありそうだが、私は人と関わらずに食べたいので、こうした変化は嬉しい。

平時であれば、店員との交流を求める声が大きいので導入しないという選択肢もあり得た。しかし恐ろしい感染症の流行となれば話は別。パンデミックは不幸なできごとだが、それよって無人化が進んだことは嬉しい。

対人エネルギーの消費と充電

無人化によって、外食だけでなく、普段の買い物もしやすくなった。以前はレジで店員と接触するのが嫌で、割高でもネットで買っていたものだった。

人と接することが嫌いとも言えない。接してしまえば楽しめる。ただ接するまでがきつい。人と接する際には、常に「よし、行くぞ」と気合を入れなければならない。

人と接した後は、エネルギーがなくなって、クタクタになる。これはひとりになることで回復する。トイレの個室などは良い。対人コミュニケーションによって費やされたエネルギーを充電することができる。

都会の人ごみもまた充電ポイントになる。人ごみなんて余計に疲れそうに見えるが、さにあらず。めいめい勝手に動いていて、自分のことなど誰も顧みないからだ。

人がまばらな空間こそが一番緊張する。人口密度の低い場所では、人間ひとりひとりの存在感が大きくなる。他人はあなたに注目し、あなたは他人に注目する。

だから私は都会が好きなのだ。都会に行くと透明人間になれる。人が多すぎて感覚が麻痺し、結果として人が気にならなくなる。

購読者限定パート

ここから先は

181字
月に4記事以上投稿しています。1記事の文字数は1000~1500字ぐらい。社会に適応できない人間のチャレンジです。マガジンの購読は、そのチャレンジを応援する意味を持ちます。応援していただけたら嬉しいです。

著者は1985年生まれの男性。 不登校、社会不適応、人付き合いが苦手。 内向型人間。HSP。エニアグラムタイプ4。 宗教・哲学(生き方)…

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?