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性別ではなく習慣の問題 2023年1月【2】

久しぶりに自室の掃除をしました。もちろん、物の整理やホコリを取るぐらいは普段からしていますが、掃除機をかけるのは10月以来だそうです。

「だそうです」というのは、母がそう言ったのです。私は実家に住んでいて、自分の部屋は自分で掃除します。しかし掃除機は家族で同じものを使っています。

家族と言っても、ほかに同居しているのは父だけで、父は掃除機をかけません。ですから、この掃除機は私と母の共有物と言えそうです。

居間の隅に置いてある掃除機を取りに行くと「10月以来だ」と言われました。「よく覚えてるね」と答えると「家計簿に書いてるから」とのこと(日記やメモ帳でもあるようです)。

もちろん何を書いても構いませんが、それを覚えていることに、少々恐れを抱きました。この分ではその他の小さなことも記憶していそうです。

私の妄想は「母は恐ろしい」から「女性は恐ろしい」に発展していきました。「女性は細々したことをみんな覚えている」と。

しかしよく考えればこの考えは浅はかです。きっと性別の問題ではありません。母は家事担当者だから、家事のことをよく覚えているのです。父が家事担当者だったら、父が覚えていたことでしょう。

世の中にはこういうことが多いです。

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