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✅このお話の教訓は？（ルビ無）

個人的には余り好きではない寓話になります。教訓として、

"(S){A coward by nature} (V){will always be} (C){a coward}."
　『(S)生まれながらの臆病者は (V)何時迄も (C)臆病者 (V)である』

"(S){No arguments} (V){will give} (O){courage to the coward}."
　『(O)臆病者に勇気を (V)与えられる (S)主張は一つもありません』

の、二つ共の教訓でネガティブ（否定的、消極的、負）な印象を持ちます。トーマス・ビウィック（"Thomas Bewick",１８世紀）版でも、

"(V)Try (O){what we can (try)}, (V)do (O){what we will (do)}, (M)Yet (S)nature (V){will be} (C)nature (M)still."
　『(O)挑戦したい事 (V)をやろう、(O)出来る事 (V)をする、(M)それでも(S)自然は(C)自然(V+M)の侭です』

と、自然は変えられないものだとやはり言っていますね。
此れも確かに真実なのでしょう。

ちょっと論点が変わるのを承知で書いてみます。
ご自分等が生来の臆病者や不届き者だからと言って、他の人全てもが同じで或ると云う考えを多くの方がしていらっしゃる様ですが、此れは辞めて貰いたいと思います。勿論、自分が正直者だからと云って、周りの全ての人が正直者で或ると考えるのも良い事では無いのですけれど、と此処では斯う記すに留めたいと思います。

※ このお話には多くのバリエーションがありますので、ここに書いた教訓が好みでない方々は別の人のお好みの解釈をお選びください。

■ 英文＆翻訳和文（ルビ無）

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　THE FAWN AND HIS MOTHER ．

　A YOUNG Fawn once said to his mother ，
　“ You are larger than a dog ， and swifter ， and more used to running ， and you have too your horns as a defence ； why ， then ， O Mother ！ are you always in such a terrible fright of the hounds ？ ”
　She smiled ， and said ：
　“ I know full well ， my son ， that all you say is true ．
　I have the advantages you mention ， but yet when I hear only the bark of a single dog I feel ready to faint ， and fly away as fast as I can ． ”
　No arguments will give courage to the coward ．

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　子鹿と彼の母親

　幼い小鹿は嘗て彼の母親に此の様に言った事があります、
　「お母さんは犬よりも大きいし、素早いし、犬よりも走る事に慣れています。そして、お母さんは防御手段として貴方の角迄も持っています。何故、其れなら、お母さん！、貴方はいつも猟犬達にそんなにも酷く怯えるのですか？」
　母親は微笑み、そして言いました、
　「私は十分によく知っています、坊や、貴方の言う事は全て本当です。
　私は貴方が話した強みを持っています、それでもやはり私は一匹の犬の吠える声だけでもそれを聞いた時、私は直ぐに震えてしまうのを感じて、そして私は出来るだけ早く飛び去ってしまいます」
　臆病者に勇気を与えられる主張は１つもありません。

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✅逐語訳＆構文解説はこちら

■ このお話の教訓は？（ルビ有）

個人こじん的てきには余あまり好すきではない寓話ぐうわになります。教訓きょうくんとして、

"(S){A coward by nature} (V){will always be} (C){a coward}."
　『(S)生うまれながらの臆病おくびょう者ものは (V)何時いつ迄までも (C)臆病者おくびょうもの (V)である』

"(S){No arguments} (V){will give} (O){courage to the coward}."
　『(O)臆病者おくびょうものに勇気ゆうきを (V)与あたえられる (S)主張しゅちょうは一ひとつもありません』

の、二ふたつ共ともの教訓きょうくんでネガティブ（否定的ひていてき、消極的しょうきょくてき、負ふ）な印象いんしょうを持もちます。トーマス・ビウィック（"Thomas Bewick",１８世紀じゅうはっせいき）版ばんでも、

"(V)Try (O){what we can (try)}, (V)do (O){what we will (do)}, (M)Yet (S)nature (V){will be} (C)nature (M)still."
　『(O)挑戦ちょうせんしたい事こと (V)をやろう、(O)出来できるる事こと (V)をする、(M)それでも(S)自然しぜんは(C)自然しぜん(V+M)の侭ままです』

と、自然しぜんは変かえられないものだとやはり言いっていますね。
此これも確たしかに真実しんじつなのでしょう。

ちょっと論点ろんてんが変かわるのを承知しょうちで書かいてみます。
ご自分じぶん等らが生来せいらいの臆病者おくびょうものや不届ふとどき者ものだからと言いって、他ほかの人ひと全すべてもが同おなじで或あると云いう考かんがえを多おおくの方かたがしていらっしゃる様ようですが、此これは辞やめて貰もらいたいと思おもいます。勿論もちろん、自分じぶんが正直者しょうじきものだからと云いって、周まわりの全すべての人ひとが正直者しょうじきもので或あると考かんがえるのも良よい事ことでは無ないのですけれど、と此処ここでは斯こう記しるすに留とどめたいと思おもいます。

※ このお話には多くのバリエーションがありますので、ここに書いた教訓が好みでない方々は別の人のお好みの解釈をお選びください。

■ 発音記号付き英文＆読み仮名付き和文

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　THEðə FAWNfɔn ANDænd HIShɪz MOTHERmˈʌðɚ ．

　Aə YOUNGjʌŋ Fawnfɔn oncewʌns saidsɛd totu hishɪz mothermˈʌðɚ ，
　“ Youju areɚ largerˈlɑrdʒɝ thanðæn aə dogdɔg ， andænd swifterˈswɪftɝ ， andænd moremˈɔɚ usedjuzd totu runningˈrʌnɪŋ ， andænd youju havehæv tootu yourjɚ hornshɔrnz asæz aə defencedɪˈfɛns ； whywaɪ ， thenðɛn ， Ooʊ Mothermˈʌðɚ ！ areɚ youju alwaysˈɔlˌweɪz inɪn suchsʌʧ aə terribleˈtɛrəbəl frightfraɪt ofʌv theðə houndshaʊndz ？ ”
　Sheʃi smiledsmaɪld ， andænd saidsɛd ：
　“ Iaɪ knownoʊ fullfʊl wellwɛl ， mymaɪ sonsʌn ， thatðæt allɔl youju sayseɪ isɪz truetru ．
　Iaɪ havehæv theði advantagesædˈvæntɪʤɪz youju mentionˈmɛnʃən ， butbʌt yetjɛt whenwɛn Iaɪ hearhíɚ onlyˈoʊnli theðə barkbάɚk ofʌv aə singleˈsɪŋgəl dogdɔg Iaɪ feelfil readyˈrɛdi totu faintfeɪnt ， andænd flyflaɪ awayəˈweɪ asæz fastfæst asæz Iaɪ cankæn ． ”
　Nonoʊ argumentsˈɑrgjʌmʌnts willwɪl givegɪv couragekˈɚːrɪdʒ totu theðə cowardkάʊɚd ．

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　子鹿こじかと彼かれの母親ははおや

　幼おさない小鹿こじかは嘗かつて彼かれの母親ははに此この様ように言いった事ことがあります、
　「お母かあさんは犬いぬよりも大おおきいし、素早すばやいし、犬いぬよりも走はしる事ことに慣なれています。そして、お母かあさんは防御ぼうぎょ手段しゅだんとして貴方あなたの角つの迄までも持もっています。何故なぜ、其それなら、お母かあさん！、貴方あなたはいつも猟犬りょうけん達たちにそんなにも酷ひどく怯おびえるのですか？」
　母親ははおやは微笑ほほえみ、そして言いいました、
　「私わたしは十分じゅうぶんによく知しっています、坊ぼうや、貴方あなたの言いう事ことは全すべて本当ほんとうです。
　私わたしは貴方あなたが話はなした強つよみを持もっています、それでもやはり私わたしは一匹いっぴきの犬いぬの吠ほえる声こえだけでもそれを聞きいた時とき、私わたしは直すぐに震ふるえてしまうのを感かんじて、そして私わたしは出来できるだけ早はやく飛とび去さってしまいます」
　臆病おくびょう者ものに勇気ゆうきを与あたえられる主張しゅちょうは１ひとつもありません。

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