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大玉トマト収穫! それでも試行錯誤は続く

(2023年6月6日)

 大玉トマト栽培2年目。昨年はミニトマト、中玉トマト、大玉トマトを、初めて雨よけ栽培で取り組んだのだが、大玉トマトは厳しかった。初期の窒素過多、色づかない果実、尻腐れ病、7月ごろには葉が枯れ始め、まともに収穫できたのは花房1~3段程度。ミニトマトや中玉トマトに比べて栽培が難しいとは聞いていたが、なかなか手ごわい。

今年こそは!大玉トマト栽培に再挑戦

 今年は、育苗ハウスに空きができたので、そこで栽培に挑戦。品種は、葉かび病に強く、低温下で肥大力のよい「CF桃太郎J」。4月に定植し、5月末に初収穫。食卓に並んだ完熟トマトは見た目も食味も良好だった。

 ここに至るまでは、試行錯誤の連続。先端の葉が内側に巻き始めた。葉が黄色く変色し、全体的に元気がない。実がなかなか赤くならない。などなど。害虫なら、ある程度見分けがつくのだが、生理障害なのか病気なのか。生理障害なら、原因は何なのか。この判断がなかなか難しい。

 そこで、重宝したのがタキイ種苗さんのサイト「トマトの病害虫・生理障害」。写真付きで、症状、原因、診断法、対策が的確に書かれてある。

「何が原因?」試行錯誤の連続

 例えば、葉っぱが黄色くなる症状が出たとしても、黄化えそ病、黄化葉巻病、萎凋病などの病気なのか、カリウム欠乏、窒素欠乏、マグネシウム欠乏などの生理障害なのか、これも判断が難しい。

 窒素、リン酸、カリウム、カルシウム、マグネシウムなどの欠乏、過剰も原因となる。また、ある養分が過剰な場合に、ほかの養分の吸収を抑制または阻害する「拮抗作用」も考慮しなければならない。つまり、成長に応じた適度な養分補給が重要なのだ。液肥、化成肥料、有機肥料を織り交ぜながら、対処していってみるが、うーん。難しい。

 最近、実は順調に色づいているのだが、樹勢が衰えつつあるのが気がかりだ。何とか手を打たなければ。やはり、植える前の土の成分分析と、成長を見ながらの肥料の管理が重要なのだとつくづくと思う。

害虫と夏場対策 ハウスに設置

 害虫と高温対策も。先日ネットで購入した、防虫ネットと、遮熱・遮光シートが届いた。猛暑になる前にと、育苗ハウスに設置。換気のため側幕を上げても害虫の侵入が気にならなくなった。遮熱・遮光シートは、ダイヤテックス社製の「ふあふあホワイトプラス40」。

遮光率40%。ハウス内の気温上昇も抑えることができる。長さも1メートル単位で連結した状態で仕上げてくれるので、ハウスの大きさに合ったものに。そして、軽く、設置が楽なのも助かった。

 この夏を乗り切って、トマトの収穫がいつまでできるか。まだまだ、試行錯誤は続く。

(あぐりげんき通信)

#トマト
# 桃太郎
#ふあふあホワイトプラス

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