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【25/365】田舎育ち、世界を夢見る

突然だけど、過去の自分のことについて書いてみようと思う。自分のバックグラウンドのことも。

愛知県の南部に位置する、知多郡阿久比町。ここがわたしの育った町。カバー写真はわたしの育った町。

春はあぜ道に蓮華が咲き乱れ、夏になれば蛍が飛び交い、秋には近くの田んぼが黄金色に染まり、冬でもめったに雪の降らない穏やかで自然が豊か。

のんびりした田舎の小さな町で、外の世界をわたしに教えてくれたのは、たくさんの本だった。

 わたしが海外に興味を持ったのも、ある一冊の本がきっかけ。それは、ユニセフ親善大使だった黒柳徹子さんの著書である「トットちゃんとトットちゃんたち」。

当時小学生だったわたしは、世界には自分と同じくらいの子どもたちが、大変な環境の中で懸命に生きている、という事実に衝撃を受け、いつか彼らの力になりたい。そう夢を見ていた。

 時が経ち、目の前のことに集中しているうちに、いつしか国際協力に携わるという目標すら忘れていた。もっといえば、知識も技術も覚悟もないのに「できるわけない」と自分で諦めていたのかもしれない。

転機は大学時代のゼミの先輩が青年海外協力隊に参加したことだった。ちょうど帰国したタイミングで、再会。

異なる生活環境、文化、人種。そんな中でもがきながらも奮闘した2年間の話を聞き、ワクワクしている自分がいました。

「今度はあなたの番だよ!」という言葉に背中を押され、「できる、できないは置いておいて、まずは挑戦してみよう!」そう思い立ち、青年海外協力隊に応募したのだ。

→次回に続きます

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