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シンガポール在住のWorking Mum、子供たちはインター校に通うZ世代。noteで…

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シンガポール在住のWorking Mum、子供たちはインター校に通うZ世代。noteでは、私に様々な気づきをくれるZ世代の子供たちのことを書いて行きます。私自身が小学生、中高生、大学生の友人とつながっていきたいと思っています。

最近の記事

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子どもに将来の夢を「名詞」で答えさせるのはやめたほうがいい、の記事のこと

【子どもに将来の夢を「名詞」で答えさせるのはやめたほうがいい】という言葉をずっと大事にしている。廣津留 真理さんという方の記事で、「将来の夢はなに?」「将来何になりたい?」と聞くと子どもは伸びないと言われている。大切な家族や友人には、この記事を何度となくシェアしている。詳しくは実際の記事*(下記参照)を読んで頂きたいけれど、「名詞」を目指してしまうと、それ自体が子供たちに限界を作り、それ以上にはなれないという話だ。 マーク・ザッカーバーグだって初めからFacebookという

    • インター校の宿題【トレードショープロジェクト:学校の問題を解決するアイデアをビジネスに】

      六年生の三学期の締めくくりに実施されたトレードショープロジェクト。タスクは、「学校にある問題を解決する製品やサービスアイデアをビジネスにする」こと。 4-5名のプロジェクトチームに分かれて、アイデア出し、プロットタイプづくり、価格の設定、最終的には会社名を作り、ホームページやリーフレットや名刺づくりなども含めて、新製品の紹介をするトレードショーのブースづくりを行う。トレードショーを訪れるのは家族の面々だ。 クラスルームはトレードショーの会場になっていた。ごった返す沢山の家

      • インター校の宿題【小6パッションプロジェクト:AIアートxメタバースミュージアム】

        インターの小学校の宿題の良いところは、子どもたちが自分の興味やパッションをベースに、「自分で課題を選べる」「自分で何をするかを決められる」その自由と裁量があるところだと思う。 インターでは毎学期、2か月くらいかけてじっくり取り組むプロジェクトワークがあるがそれも同様だ。一人でじっくり取り組むタスクの時もあれば、チームで取り組むことを期待されるプロジェクトもある。今回、6年生の二学期のロングランのプロジェクトは、一人でじっくり取り組む「パッションプロジェクト」。自分がパッショ

        • 海外赴任、シンガポールへ: 子どもたちの「カントリー・ロード」

          シンガポール在住というと、「いいですよねー、英語が簡単に上手になるでしょう?」と言われることがよくある。そういう時はそんなに簡単なことでもないよ、とだけは言うものの、あまりそれ以上話すことはない。海外で勉強する、働く、暮らす、生きていく、ということは、そんな簡単なことではないと思っている。けれども、それを伝えるのは難しい。 8年前、6歳の娘は、毎年楽しみにしていた地元神戸の夏祭りの前に、親の都合で日本から海外へ連れてこられた。言葉の通じない学校に戸惑い、「トイレに行きたい」

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        子どもに将来の夢を「名詞」で答えさせるのはやめたほうがいい、の記事のこと

        • インター校の宿題【トレードショープロジェクト:学校の問題を解決するアイデアをビジネスに】

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          インター校の宿題【エネルギーの選択肢によって変わる未来の車のデザイン】

          いつも書くことだけど、インター校の宿題の醍醐味は、一つの教科では収まり切らない、総合的な知識やデザイン思考を求める宿題だということだとやっぱり思う。特にプロジェクトワークと言われる数週間かけて提出する宿題は特に、だ。 今回もらってきたプロジェクトのお題は下記。 ●テーマ:「Climate Control/ Full power!/ Champions for Change」直訳は難しいけれど、気候温暖化問題をみんなで全力でゲームチェンジするぞ!みたいなことだと思う。 ●学

          インター校の宿題【エネルギーの選択肢によって変わる未来の車のデザイン】

          「説明文」は地理・歴史・科学・文化を学ぶ宝の山

          基本的な国語を学ぶために息子が通っている日本語の塾の宿題の「説明文」が面白い。その題材、言葉や文章から、地理・歴史・科学・文化を学ぶ扉が次々と開いていくのが分かる。二つ事例を紹介してみたいと思う。 [1] 例えば、先日の説明文の一つに、種村ひろしさんが書かれた「スーパーワールド ザリガニ」という文章が取り上げられていた。ザリガニは元々日本には存在しておらず、アメリカのルイジアナ州からやってきて子孫を増やしたが、そもそも話の発端は食用カエルだ。食用カエルが初めて日本に伝染病の

          「説明文」は地理・歴史・科学・文化を学ぶ宝の山

          インター校の宿題【算数で学ぶ建築設計デザイン】

          以前も少し触れたけれど、インター校の授業や宿題の面白い点は、複数の教科をまたいだ勉強が沢山あることだと思う。 小4の息子が算数の宿題のプリントを持って帰ってきたので見せてもらった。課題を読むと:「You are an architect and have been asked to design a house for the Bluth Family. Design a house!」(あなたは建築設計家で、ブルースファミリーから家をデザインしてほしいと依頼されました。

          インター校の宿題【算数で学ぶ建築設計デザイン】

          中高生のOBOG訪問 「最前線の現場の方と子供達を直接つなぐ」

          子供達が”ぼんやり”とでも何か特別なテーマや分野や業界に興味を持った時には、その”ぼんやりと”した好奇心や、”知りたい”という探求心を、出来るだけタイムリーに取り扱ってあげたいと思っている。昨年12月に友人から相談を受けた。「誰か外務省か国連で働いている方をご存じないですか。高三の娘が国際貢献につながる仕事だと興味を持っているんですよ。」 なぜ外務省や国連なのか、なぜ国際貢献なのか、何を持ってそう言っているのか、大人としてそういったことから子供に問い正すことはいくらでもでき

          中高生のOBOG訪問 「最前線の現場の方と子供達を直接つなぐ」

          中1【プロジェクト:コンゴ民主共和国の医療保健改善に繋がる新規事業を提案せよ】が始まった

          プロジェクト「コンゴ民主共和国の医療保健改善に繋がる新規事業を提案せよ」が始まった。といっても私ではない。参加するのは、我が家のZ世代中1のお姉ちゃんだ。 以前、友達になったSGDsのビジョンを掲げて活動する小学5年生の女の子の話を書いたけれど、彼女が海外インターンシップやプログラムを開催しているTiger Mov*というサイトを教えてくれた。年末に閲覧していたところ、中高生向けに、毎回異なるテーマにチームを組んで取り組むTOPPA**というプロジェクトがあるのを見つけて、我

          中1【プロジェクト:コンゴ民主共和国の医療保健改善に繋がる新規事業を提案せよ】が始まった

          「数学的思考」で取り組むがゆえの、小4の算数チャレンジ

          今日もまた、息子は塾の算数クラスからなかなか出てこない。最近ずっとそうだ。授業は6時半でとっくに終わったはずなのに。他の子供たちはどんどん出てきて三々五々帰っていく。10分経ち、15分経ち、さすがにちょっと心配になって塾に電話を入れると、「今まだ算数の教師と、分からないことがあるからと話をしています。」とのことだった。いつもすみません、こちらは構いませんでが、先生のご迷惑にならない範囲でよろしくお願いします、と伝える。30分経ってようやく小4の息子が出てきた。算数は得意だし、

          「数学的思考」で取り組むがゆえの、小4の算数チャレンジ

          小5が考える「SDGsのビジョン」

          去年の秋、友人の紹介で、一人の小学5年生と友達になった。新しいZ世代の友達、香川県に暮らす女の子だ。「わたしたちが地球を守る!自分に出来ることを実行しよう」というメッセージを掲げて、小学生地球軍団というチームを作ろうとしている。初めてZoomで話をしたとき、ゆっくりと言葉を選んで、でもしっかりと話をしてくれた。自分がどうして小学生地球軍団というチームを作ろうと思ったか、コロナで学校が閉鎖になった時に、自分のホームページ*をお母さんと一緒に作ったこと、コンポストを使った理想の家

          小5が考える「SDGsのビジョン」

          インター校の宿題【歴史で学ぶ人権問題とビリーホリデー】

          インター校の授業や宿題のいい点は、複数の教科をまたいだ勉強が普通であることと、題材を選べる権利が生徒側にあることだ。前回はZ世代の小4の弟のアートの宿題について書いたけれど、今回は中1(Year-9) のお姉ちゃんがHistory(歴史)の宿題をもらって帰ってきたのでそのことについて書いてみようと思う。課題は、 ・ポエム(詩)や音楽の曲の歌詞で、黒人の、奴隷制度に関するものを選び、その言葉やフレーズの背景や意味を分析すること。 ここ最近、中1のお姉ちゃんの歴史の授業では、

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          インター校の宿題【美術で学ぶデジタルアートの著作権】

          アートの授業と、エッセイの授業がつながって、著作権の大切さを学ぶ宿題を、我が家のZ世代の息子(小4、インター校Year-5)がもらってきた。今回のアートの宿題の課題は何かと聞くと、 (1) 自国出身のアーティストを一人選び、Biography(経歴)調べまとめる。 (2) そのアーティストのテイスト(作風)で自分のオリジナルの作品を創る。 「クラスにいる別の日本人の子とかはどんな人を選んでるの?」と尋ねると、「Hokusai (葛飾北斎)とか」だそうだ。日本人だけど海外で

          インター校の宿題【美術で学ぶデジタルアートの著作権】