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インター校の宿題【トレードショープロジェクト:学校の問題を解決するアイデアをビジネスに】

六年生の三学期の締めくくりに実施されたトレードショープロジェクト。タスクは、「学校にある問題を解決する製品やサービスアイデアをビジネスにする」こと。

4-5名のプロジェクトチームに分かれて、アイデア出し、プロットタイプづくり、価格の設定、最終的には会社名を作り、ホームページやリーフレットや名刺づくりなども含めて、新製品の紹介をするトレードショーのブースづくりを行う。トレードショーを訪れるのは家族の面々だ。

クラスルームはトレードショーの会場になっていた。ごった返す沢山の家族を迎えて、様々な種類の新製品紹介のブースがごった返していた。

◎シミの付かない制服(子どもの制服は色々な理由で汚くなりがち)
◎生徒ラップトップミラー(授業中にゲームをしてる子を発見できる)
◎足漕ぎ自動発電機(何かあって電気がなくなったときにみんなで発電)
◎学校で使う水のリサイクル機(沢山の水を使う学校、水を浄水して使う)
◎バスケットゴールゴミ箱TRASHKET(ゴミ捨てはもっと楽しくできる)
などなど

以下は息子達のチームの製品紹介。

問題:ゴミ箱はあってちゃんとゴミを捨てない生徒がまだまだいる
仮説:ゴミ捨てがもっと楽しくなれば、生徒達のゴミ捨てが進む
製品:TRASHKET (バスケットゴール型ゴミ箱)
デザイン:Appマインクラフトでデザイン
プロトタイプ:リサイクルマテリアルで制作
価格:$44.99 (26.2%社員給料、22.2%製品素材費、20.5%製造費、18%次への予算繰越、13.1%チャリティへの寄付)

今回のトレードショーを見ながら思ったこと。小五や小六で取り組むトレードショーのプロジェクトは、これから始まる中学生以降のビジネスの授業の先駆けなのかもしれない。インターには中学生になるとビジネスの教科がある(選択科目の一つ)。社会での解決すべき問題やビジネスチャンスを見つけ、どんな人への(ターゲット設定)、どんな製品やサービスか(何を)、どこがこれまで既に存在している製品やサービスと異なるのか(差別化やポジショニング)、実現するのに必要なリソースやマネタイズを考える。ロゴデザインやネーミングなどのブランディング作っていく授業だ。現在の大人の私がやってきたブランディング、マーケティングの要素もふんだんに盛り込まれている。

私が今回リクエストを受けて手伝ったのは2点だけ。最初のプランのブレーンストーミングに付き合う(私のアイデアは却下されたけれど)、トレードショーに訪れる様々な大人たちに配る名刺のカラーコピーだけだった。Well Done Guys!

会社名:ASSISTOOL
スローガン:Think it, Want it, Get it
製品:TRASHKET