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最近「○○ハラ」の種類が多過ぎます。まずは太ももが近くにあっても手を置かないようにしましょう

「電車の中で、部下の女性の太ももの上に手を置かないようにして下さい」

会社でそんな案内があったんですが、どんだけリアルなんだ、想像してしまうでしょ(笑)

そもそも、会社ではこんなことまで注意しないといけないんだろうかと思ってしまうが、これが今の社会の現実である。

もしも「セクシャル・ハラスメント」が発生すると、、、

債務不履行責任(民法415条1項)
働きやすい職場環境を整備する義務(職場環境配慮義務)

使用者責任(民法715条1項)
会社などの使用者に関して、被用者(従業員)が第三者に損害を与えた場合の賠償義務

強制わいせつ罪(刑法176条)
ちなみにこれは刑法なので6月以上10年以下の懲役となっています。こわいこわい、、、

はい、ほぼ会社員人生終わってしまいます。

そもそもセクハラに関していえば、相手に性的関心を持っていると受け取られた時点で、すべてアウトだと思って下さい。うーん、どうやって社内で恋愛すれば良いんだ、、、泣。

ところで、最近ではセクハラだけでなく、いろいろなハラスメントが増え続けているんです。

パワハラ、マタハラ、パタハラ、ケアハラ、カスハラ、スメハラ、リモハラ、、、たぶん何十種類もあると思います。

きっと「○○ハラ」とつければ、ほぼ「ハラスメント」か「苗字」のどちらかに当てはまるんじゃ無いかと思います。

また、日本と海外ではハラスメントの傾向は結構違ったりもして、海外ではセクハラに加え人種や宗教に対するハラスメントが多かったりもします。

アメリカで言えば職場でパワハラが起きれば、即その職場を離れて新天地を探すでしょうから、大きな問題になることは少ないと思います。

結局、日本で起きるさまざまなハラスメントは、年功序列と終身雇用という日本的な雇用慣習によってかなりの部分が醸成されたてきたと思います。自分で人生を選べないという不遇な制度なんです。。。

そもそも実力とは関係なくて、入社年次で上下関係が決まってしまう組織に、新卒で入社して定年まで働き続けなければならないという意識があるから、上からどれだけ無理難題が飛んできても、下の人たちは必死に耐えるしかない、というパワハラと共存せざるを得ない関係に陥っていったのかもしれません。

だから、みんなパワハラに合わないように「忖度する」ことで逃れて来たのかも知れませんね。

日本の組織は、なるべくしてハラスメント体質を作りあげて、原因を取り除くのではなく、起きてしまった結果を法律やコンプライアンスで押さえ込もうとしているんです。なんとも日本らしい。

確かにハラスメントは悪いことだけど、上司が叱ったり厳しい指導が難しくなっている環境で「ハラスメント」という武器をかざして自分の権利だけを主張する人も増えて来ているのも事実です。

先日、イチローさんが旭川東高校の野球指導で言ってたけど、

「自分に厳しくできる人間と甘い人間がいるが、出来るだけ自分を律して厳しくしていかないと、自分に甘えが出て結局自分が苦労する」

素晴らしい言葉だと思います。自分を律することがハラスメントをする側からも、される側からも距離を置いてくれることになるんだと思います。

まずは、太ももが近くにあっても手を置かないようにしましょう(笑)

今日も最後まで読んでいただいてありがとうございました。


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