はじめに

最近、以下のアカウントをよく目にする事は無いでしょうか？

実はこちらは、ディープフェイク（Deepfake）と言う技術を使って誰でも簡単に同じようなものを作成することができます。

以下の動画を見てください。こちらはフリー素材のダンス動画をもとに顔の変更（葉加瀬あいの顔）などを行った動画になりますが、本物と見分けがつかない位リアルなものになっています。

元画像は、以下の私のアイコンになっています。このように、動画の顔に画像の顔の特徴量を当てはめることが可能です。

今回は、このようなAIインフルエンサーの作り方について解説していきます。
なお、高性能なPCがなくても大丈夫です。クラウド環境から無料で実行できるようにしてありますので、安心して続きをお読みください。

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いま話題のAIインフルエンサーって何？

実は今、TwitterやTikTok、InstagramなどのSNSでAIインフルエンサーが流行っています。
AIインフルエンサーは、その名の通りAIで作成されたインフルエンサーで、実在する人間と比べて、自由度の高さやコストの低さ、犯罪に巻き込まれるリスクの少なさなどといったメリットが目白押しです。

今までは、以下の 神宮寺 藍 さんのような、Stable Diffusion WebUIを始めとする生成AIで作成した画像だけを使ってAIインフルエンサーとして活動する場合が多かったのですが、実は昨今、このAIインフルエンサーが動画や会話、歌などにも対応しています。

TikTokで、以下のゆっっくりなさんや、reisanchiさんのようなインフルエンサーを目にした事は無いでしょうか？

ゆっっくりなさん

reisanchiさん

突然現れたこの美女たちは、あっという間にフォロワー数を伸ばし、人気インフルエンサーとなりました。

また、以下のように様々なマーケティングもしており、月額 約１万円のサブスクリプションなど、かなり収益化に成功していると思われます。

詳細は以下から。
X 
→ https://twitter.com/yukkurina_
→ https://twitter.com/reisanchi

実は、これらのアカウントはディープフェイクというAIの技術で作られている可能性がかなり高いです。つまり、実際にだれでも同じような動画やアカウントをAIツールを使って作成することが可能です。

一応、ご本人は自身はAIで作成していると公言していないので断定はしないのですが、生成AIの界隈ではほぼほぼAIで作られていると言うことで間違いないだろうと言われています。(動画が正面のみだったり、激しい動きをしなかったり、顔の前に障害物を持って来なかったり、ウィンクや瞬き等といった目の動きが少なかったりといった具合です。)

なお、私自身は、この商法を批判するつもりは全くなく、良いか悪いかは置いておいて、重要なのは体(フレーム)があれば、誰でもAIインフルエンサーになり、有名になれる時代が来ていると言う点にあると思います。

犯罪行為に使わないのであれば、従来のインフルエンサーよりも比較的安全にこのようなアダルトコンテンツも配信していけるはずです。
ゆっっくりなさんや、reisanchiさんもとっても可愛いので、よかったらアカウントを覗いてみてください。

※ 一応、本稿はゆっっくりなさんや、reisanchiさんをAIだと断定するものではなく、あくまでも『同じようなAIインフルエンサーが作成できる』といった点で論じています。

また、もう一つのケースとしては、immaさんと言うInstagramerもいらっしゃいます。こちらは、今回紹介するディープフェイクと言う技術ではなく、3DCGで顔だけを作り替えていると言うことですが、世界的なAIインフルエンサーで、パラリンピックなどでも登壇し、ルイヴィトンやプラダなどのファッションブランドのモデルなども務め、年間で約16億円もの収益を上げたとのことです。

このように、AIインフルエンサーは実在するインフルエンサーよりも安全に低コストで運用することができ、現在はツールを使えば誰でもそのようなインフルエンサーが作れる時代になっています。

AIインフルエンサーでできる実際の例

現時点の技術では、AIインフルエンサーとして以下のようなことができます。

• ダンス動画の顔をAIで生成した美女の顔に変える。

(未検証ですが、実際の人物を使用するよりも、AIで生成した完璧な顔、いわゆるマスターピース顔の方が精度は高いみたいです。)
さきほどの動画がそれに当たります。こちらは葉加瀬の顔を合成したものになります。

• 自分の音声を可愛い声に変える。

以下は、私, 葉加瀬あいの自己紹介のときの音声録画になりますが、このようにAIツールを使用すると、誰でもかわいい女性の声になることができます。Vtuberなどがよく使用している技術なので、YouTubeなどで調べれば参考文献が豊富にあるかと思います。

なお、ある程度のスペックのPCがあればリアルタイムに音声変換することも可能です。
もし、生成AIなどのツールを今後使用するのであれば、VRAM16GBは最低でもほしいのですが、普通に買うと３０万円くらいします。ですので、以下のPCがとても破格でコスパや性能が大変良いのでお勧めです。現在セール中で、クーポンなどとの併用で12月中旬まで、約30万円のものが22万円台で購入できます。

• 既存の楽曲をカバーする。

音声を変える延長線上の技術で、既存の歌をAIで生成した声に変えることができます。なお、こちらはキタニタツヤさんの『おかえり』と言う楽曲を葉加瀬あいがカバーしたものになります。

実際にこのようなものを作成する方法に関しては、本稿や私のNoteで解説していきますので、ぜひ最後までお読みください。後日、Youtubeでも撮影してアップする予定です。

なお、今回はダンス動画の顔をAIで生成した美女に入れ替える技術にフォーカスして解説していくので、他の技術は需要があれば別の記事で解説していきたいと思います。

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AIインフルエンサーの作り方

ゆっくりなさんやれあさんちさん、immaさんなど、大変魅力的な彼女たちですが、実は全てオープンソース(無料で使える)で作成することが可能です。
また、高性能なPCを持っていなくても、クラウド環境で実装が可能です。今回は、その方法をご紹介していきたいと思います。