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【40歳からの妊活】⑧クリニック

敢えてこの項目をつくり書いておきたいと思ったのは、
不妊ということでなくとも、不調を感じたらどんどん病院にいってほしい!
と思うからです。

不妊治療としては2院。
妊娠経過で2院。
妊婦として1院。
出産した1院。
そして、それ以前にかかりつけが1院。

と、妊娠出産を経て振り返ると、
20代の頃からちょっとした不調を感じるたびによる
クリニックからはじまり、
ガチの不妊治療で通ったクリニックから、
出産した大病院まで。
様々な婦人科の先生にお世話になってきました。

ちなみに出産した今も子宮には小さな腫瘍があるままですし、
女性の身体はデリケートにできていて、
ストレスなどが生理の質に直結することは、
どんな人の身にも訪れていることなのではないかと想像します。

いざ妊娠したい!となってから、疾患やトラブルに遭遇しないよう、
早いうちからかかりつけ医を持ってほしいですし、
あの内診台に慣れておいてはどうかと思うわけです。
聴診器を当てられるのも、血圧を測るのも、注射をされるのだって、
小さい頃から病院で当たり前に受けているから、
ある程度慣れていきますよね。
内診台も同じことで、女の身体で暮らしている以上は、
あの内診台が最も効率的にチェックをしてもらえる場所なので、
好きになる必要はありませんが、嫌わないでほしいと思います。

そして、婦人科のクリニックはそれぞれの先生の得意分野が異なります。
それを踏まえてかかりつけ医を持つことで、
状態に合わせた伴走者にかけこめるという安心を得られます。

女にとってレディースクリニックの先生は、
夫や親ほど近くはないけれど、
親戚くらいの心理的な近さを感じます。
それくらい頼っていい存在というか。

参考までにわたしの婦人科、レディースクリニック歴でも。

・ターミナル駅にある A院
 20代から30代にかけて、
 生理不順や子宮頸がん検査などで利用していました。
 当時、長時間勤務が多かったり、
 出張が多くて常に身体がつかれていたりして、
 ストレスから深酒が多く寝不足…など、
 身体に悪いことが重なって、よく生理不順になっていたので、
 そのたびに会社帰りにちょいと寄っていました。
 予約なしでも診てもらえるし、
 サバサバとした医師が多く
 不安を明快に解消してもらえる感覚がありました。

・最初の妊娠・流産時にかかった B院
 近所の一番人通りの多い商店街の中にあるクリニック。
 初めての妊娠を検査薬でチェックしたのちに、訪れました。
 結果としてその妊娠は胎嚢ができたところで止まってしまい、
 自然に流れてしまいました。
 不妊治療などは行っておらず、
「気持ちの整理がついたらトライしてみて。
 それ以上のことにお金を費やしても、ねぇ。」
 的なことを言われて、
 なるほど、レディースクリニックには流派のようなものがあるのだと
 この時に初めて知りました。

・不妊治療の中でも高刺激が得意な C院
 ブライダルチェック及び不妊治療を始めたクリニック。
 まだ新しく、通っているうちに、システムがどんどん変化し、
 正直後半は診察を受けるたびに不愉快な気持ちになっていったので、
 転院することにしました。
 口コミなどの評判はとてもいいのですが、
 わたし自身は5回の採卵でも胚盤胞は1個しかできず、
 半年かかって1回だけ移植しましたが、うまくいきませんでした。

・オーソドックスでスピーディーな D院
 C院で移植したのちの経過で、大量に出血した日、
 ちょうどC院は定休日だったため、
 パニックに陥りながらも、かけこんだクリニック。
 その後も、不妊治療のクリニックで不安なことがあると、
 セカンドオピニオンとしてこちらにかかっていました。
 不妊治療領域は人工授精までしかしていないので、
 専門的なことは訊かれても…といった感じでしたが、
 非常にスピーディーな回答をくれるので、
 ありがたくお世話になってました。

・不妊治療の最後の砦とも評される E院
 日本橋にある不妊治療専門のクリニック。
 不妊鍼灸の先生から紹介されてお世話になりました。
 それまで通ったC院とは胚盤胞になる確率が全く異なり、
 3回の採卵、3回の移植。
 3個の胚盤胞ができ、毎回着床には至りました。
 採卵も、培養も、移植も、
 専門性の高い医療は、腕なのだな、と強く感じました。
 理事長先生の言葉は独特で時に厳しく聞こえますが、
 治療に励む身として、本気になれます。
 それは夫婦共にケツをたたかれるような思いを持てるので、
 結束が強くなると感じます。

・アットホームな雰囲気のベテラン F院
 妊娠してからの検診を受けに行っていた近所のクリニック。
 その後生むことになる総合病院の産婦人科部長をされていた、
 という経歴を目にしていたので、
 その腕や経験から、こちらにしました。
 小さなクリニックですが、患者への配慮をしてくれるので、
 安心して最後まで通うことができました。
 妊娠血糖症の恐れが晴れた際は、わざわざ電話をくださる優しさに
 なんならここで産みたいよぅと思っていました。笑
 夫が毎回同行していたのですが、
 エコーの部屋にも一緒に入らせてくれて、それもありがたかったです。

思い起こしながら書いてきましたが、
いろいろな先生にお世話になりながらここまできたのだなぁ、
としんみりします。

特にこれから子どもを産みたい、と少しでも思ってらっしゃる方は、
ぜひともかかりつけのレディースクリニックをもって、
自分を大事にしていただきたい!と強く想いを込めつつ、
このテーマはこのあたりで。

ここまで読んでくださりありがとうございました。

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