告白

金木犀の香りいつの間にか
夏から秋にすっかり空気も澄んでしまって
四季の中で一番淋しさを感じる季節

35歳 バツイチ 子なし 独身 女

どうしょうもない年齢
後ろ盾は実家だ

職業訓練校は一日中座ってて
酷く辛い
教科書の音読
ついていけない授業
落ちた資格

なにより頑張れなかった自分に後悔
中央線の満員電車の中
もぅダメだ…

どんどん下がってゆく自己肯定感
東京にしがみついていたかった
しかし、独りでいることに疲れた

68歳の今も健康でいる親のいる地元に
私は逃げることにした

身体が動かない
夜寝れない
病院で処方された薬は効かない

社会からはずされた気分
離婚前は独り立ちしていくって
決めたのにどうしちゃったんだろ。

今はお風呂入って
ご飯食べる
それだけでも汗が流れるようにでて
外行くのも歩くのも疲れる
なんかしなきゃって思ってて
ずっとYouTubeみてる

どんどん世の中から逸脱していく感覚
自分に酷く嫌悪感
どうしょうもない。

誰かと話してても疲れる
子供連れの夫婦が羨ましい

妬み嫉妬溢れる感情

離婚ってこんなに辛いことだったんだ。
友達は結婚してて子供いて幸せそう
自分の老いも感じないほど子供と
真正面からぶっかってる
羨ましい。

みずを飲むことすら辛い
夏の意気込みはなんだったんだ。
働ける自信がない

職務経歴書も書けない
子どなになってしまった。

電車で立ってるのすら辛い
友達にも話せない
私はクズで楽観的な奴でした。

リセット症候群その言葉がしっくりくる
離婚もリセット症候群の癖だったのかな
とにかく夜が怖い
真っ暗で寝れない
自業自得

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