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難しい本に出会って挫けそうな人、読んでください。

僕は何かを学ぼうと思ったら
まず読書に頼ることが多い。

哲学書を読み進めていくと
意味を把握することが
困難だと思われる文章がどんどん出てくる。

これ1人で完璧に読めるように
なることはできるのか?と。

そんな時に勇気をもらった言葉を
2つほど紹介しようと思う。

ちょうど今読み進めている
「動き過ぎてはいけない」や

「現代思想入門」

の作者である

千葉雅也さんは東洋経済のインタビューで
下記のようなことを述べていた。

1つ目の言葉

”細かいところは飛ばす。一冊を最後まで通読しなくてもいい。読書というのは、必ずしも通読ではありません。哲学書を一回通読して理解するのは多くの場合無理なことで、薄く重ね塗りするように、「欠け」がある読みを何度も行なって理解を厚くしていきます。プロもそうやって読んできました。ーー不完全な読書であっても読書である、というか、読書はすベて不完全なのです

プロの方ですら、
不完全な理解を肯定してくれているんだ!
と、とても勇気づけられた。

層を成すように、学びを深めていく。

昨日の自分よりは、
この本について1ミリでも知れた
という実感くらいはあった。

それをゆっくり積み重ねて行って良いんだ。

反復反復、、、


そして、もう1つが
この現代思想入門ドゥルーズの項目で

”世界は時間的であって、全ては運動のただなかにある”
”あらゆる事物は、異なる状態に「なる」途中である”

という文がある。

涙が出そうになった。

ある一冊の本を完璧に理解できたと
(そもそもないとして)仮定しても
そんな自分が完璧な状態である
ということはなく
全ては仮固定された状態に過ぎないのだ。

本を完璧に読むことよりも
難しい本を読むという経験を通して

今の自分とは少しでも異なる方向に
進んでいくこと
それ自体が生きるということに繋がってくるのかな

と感じた。

ドゥルーズのことは全貌も掴めてすらいないが、
色んな人の意見を見ると
人間が人間らしく生きることの背中を押してくれている
といっているように僕は解釈した。(現時点で)

どんどん誤読して
自分の仮固定された思考もちょんぎって
新たな別の方向へ進んでいきたい。

そんなツールとして
難しい本も活用していこう!

そう思えた。


いずれは自分も
人が生きることを
全力で応援できるような
そんな哲学書を書きたいなとすら
妄想してしまったり。。


独学の道のりは険しいけど

楽しい。


今日は良い天気だ☀️



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