妊娠後期の悪夢

 胎動で起きた。
私は直前夢の中にいた。父親に「早く食べろ」とものすごい剣幕で怒鳴られ、そしてお腹の痛みで起きた。ばぶが激しく動いて、そしてお腹が張っていた。
昔住んでいた、建て替える前の古い家の台所だった。父はそんなことで怒ることはない。だが母のためなら、母を守るためだと思うと、ものわかりの悪い子供にさえ容赦ない。そして母も私も泣き叫ぶ頃に悲惨な状態になっていることに気付き、めそめそ泣きながら「ごめんなー。ごめんなー。」と母・私以上に泣き叫び、私は許さざるを得ないというか、もう終わらせるしかない。その状況に区切りをつけるしかない。
あーあ。また思い出してしまった。
誰も救われない状態。家族崩壊。

現実はすんごい寝相で、最近急に暖かくなってきたせいか布団はほとんどかかっておらず、お腹に布団の端が乗ってるのみ。仰向けで足がクッションに乗っており高くなっていた。
外は雨音が響いていた。雨は当分止みそうにない。

時間はまだ3時45分。起きるには早すぎる。
布団を思い切りかぶり左横になる体勢をとる。 お腹はまだ固い。張っている。トイレにいきたいような気もするが、まだ起きたくもなく抗うことにする。
たまひよのルームを開いて時間を潰す。
10分くらい経った頃にお腹は柔らかさを取り戻した。ふう。ばぶの大きな動きも一区切りついたようだ。
それから5分して意を決してトイレにいった。意外と尿は貯まっていた。
スッキリとしてまた寝床に横になった。

久しぶりの悪夢でびっくりした。
そのうち親にされて嫌だったことでもはっきり書こうかな。本人たちには言えないし、言ってもどうにもならないし関係が悪化するだけだし。だけれども溜め込んでいると今後私が子育てしていく上で良くない気がしている。

妊娠してからいろんな夢を見せてくれるから、私は考える機会があって自分と向き合える気がするよ。ありがとうばぶ。
貴方には貴方の道で幸せになってほしい。


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