音楽について(20代編)

さて、(誰も待ってはいないと思うが)重い腰を上げ20代編を描き切ろうと思う。

20代まだギリギリ終わっていないが、この10年は一番いろんな音楽に触れた10年だと思う。

わたしは二年間のモラトリアムを経て、20歳で神戸の大学に入学した。
そこで軽音楽部に入ったことがとても大きかった。
そこにはいろんな音楽を聴く人がいて、いろんな音楽に出会った。

大学に入学する頃にthe pillowsを聴き始めた。
予備校で出会った子が聴いていたのがきっかけだったと思う。
ピロウズはどの曲も好きになった、入学した頃は好きなバンドを訊かれたら一番に挙げていた。

初めて人前で歌わせてもらったのもピロウズの曲(Ladybird girl)なので、わたしの大学時代を語るには欠かせないバンドとなった。

そして軽音の同期が一緒にカラオケに行った時に歌っていて知った神聖かまってちゃんにどハマりした。
何と言うか、今までに全く触れたことの無い音楽だった。独創性がスゴいのだ。
特に23才の夏休みという曲が大好きで、20歳の頃から23歳が楽しみになった。

そして、現在一番好きなバンド、amazarashiとの出会い。
amazarashiは軽音の先輩が教えてくれた。
教えて貰ってCDを買ったが、すぐにはハマらなかった。変わった声だなぁという印象だった。
それから一年後、その先輩と一緒に聴いたことで良さに気づいた。
何と言っても歌詞が良い、これに尽きる。
弱い立場の人や、病んだ心にどうしようもなく沁みる、精神薬のような音楽。
amazarashiのライブに行くまでは死ねない、と本気で思っている。

そしてその先輩繋がりでみるきーうぇいに出会う。
みるきーうぇいは2020年にメジャーデビューしたが、インディーズの2013年からゴリゴリのファンだ(得意げ)。
ボーカルの香織さんは公人で一番好きな女の子。彼女の煮えたぎった魂が好き。
amazarashiとはまた違うが、弱い心に寄り添ってくれたり、敵に立ち向かう勇気をくれるバンドなのだ。

あと在学中にハマったのは相対性理論がある。
それも軽音の先輩がカラオケで歌っていて知った。
ふわふわ可愛いウィスパーボイスと、意味不明な歌詞が良い。あとギターがピロピロ鳴ってるところも。

その後は大体同時期に、a flood of circle、クリープハイプ、syrup16g、THE BACK HORNにハマる。

afocはいかにもなロックバンドでメチャクチャかっこいい。(一度神戸のフェスCOMIN'KOBEで観ることが出来た)
クリープは尾崎さんが男なのに女の心境を歌うのがいいなと思う。
シロップは歌詞がどこまでも暗いのがメンヘラな自分には刺さった。
バクホンは男臭さが良い。(大阪芸術大学の学祭に来た時観に行った)

こういろんなバンドを好きになってきた20代だが、やはりわたしは歌詞を重視して好きになっているなぁと思う。
特に孤独や病みや絶望を歌えるバンドが大好きだ。
寄り添ってくれるバンドも良いし、這い上がる力をくれるバンドも良い。
そんなバンドは一生聴いていくと思う。

そして29歳になったわたしは、今もハタチ前後の頃に出会った音楽を聴いているし、また日々知らなかった音楽に触れている。
新しく好きなバンドが出来るととても嬉しくなる。
これからどんな音楽をどのくらい好きになるのか、30代も楽しみだ。

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