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スポーツはプレーヤーだけでは成り立たない。

今日は今話題になっている大阪なおみ選手の会見拒否について。

スポーツ界に関わらず様々な人が議論している話題です。

陸上競技とテニスはそもそも競技が違うこともありますが、プロ選手が少ないこと、ツアーのようにレースを転戦し賞金を稼ぐというシステムがないことは大きく異なる点ではあります。

しかし、アスリートとしてプロとして活動していく上で考えるべきこと知っておくべきことがあると思い、私なりに考えてみました。

賞金女王大阪なおみ選手

大阪なおみ選手は世界ランキング2位(2021.2.22現在)という競技レベルの高さに加え、女子プロスポーツ選手の中でもぶっちぎりの年収最高額(約60億円/2021.5.25発表)でも有名です。

応援する人からの期待だけでなく、プロスポーツ選手を目指すアスリートにとっても夢のある存在です。

影響力が大きいからこそありのままを見せることも大切な一方、どう見せるかどうあるべきかというのも重要な役割なのではと個人的には思います。

テニスツアーの会見について

今回の件についてはじめに、テニスツアーの会見について調べてみました。

ツアー中の会見については、チームスポーツの野球やバスケットと同様"個人競技のテニスツアーも参加する全選手に会見が義務づけている"そうです。

多額の賞金が出るテニスツアーは、それに投資してくれているスポンサーや大会運営側の存在がなければ成り立たないでしょう。

そのサポートに対して選手側から還元すべきものの一部にレース後の会見が含まれていると考えられます。

スポーツはプレーヤーだけでは成り立たない

武井壮さんが先日Facebookに投稿されていた内容はプロスポーツ選手とそれを支援する側の関係性についてわかりやすく書かれていて非常に勉強になりました。

ここでは抜粋して共有させていただきます。

武井壮さんの投稿は以下にURLを添付させていただくのでぜひご一読ください。

https://www.facebook.com/1493110918/posts/10226286385974717/

…選手の活動とは別に多くのスタッフがスポンサー獲得に向けて尽力し、大会を設営し、その広報活動に従事し、放送局との調整、ボランティアの確保、会場の確保、警備、集客、アコモデーションなど様々な業務をこなしている

その上で優勝はじめ優秀な成績とメディア露出を果たした選手への最大のリスペクトとしてスタッフの年収の数十倍から100倍にもなる高い報酬が設定されている

その上で
選手の努力や技術と、スタッフの作業はイーブンな関係にあると思う
選手の高いパフォーマンスが無ければ試合は成り立たないがしかし、大会関係者の尽力がなければ大会は開催されないか、もしくは賞金のないアマチュア大会になるだろう
懲罰的な意味合いではなく、収益などに対する仕事量として、競技力を高め、試合で発揮することとメディアの露出はそのくらいのバランスで成り立っていると感じる
スポーツが金を産むのではない
そこに携わる全ての人の『業務』により
スポンサー企業の全ての社員の尽力で得た利益からアスリートの報酬は確保される


プロスポーツ選手は支援してくださるスポンサーや応援してくださる方がいるからこそ競技ができているということを意識して生活、競技に取り組むべきだと改めて感じます。

また、プロでなくてもトップアスリートになるほど賞金を稼いだりサポートしていただく機会は増えると思います。

このことを理解しておくべきだと思いました。

アスリートの人権

一方で、大阪なおみさんの精神状態が良くなく、試合を棄権したり罰金を払ってでも会見拒否をするという深刻さも伝わってきます。

いくら応援や支援をしてくれても、人権を侵害したりリスペクトのない人や企業であれば声を上げる必要は大いにあると思います。


結論

この件に関しては大阪なおみさんの精神状態がどうであるかなど私には分からないこともあるので良し悪しの判断は難しく、また本人とスポンサーや大会運営側で話し合いお互いの妥協点を見つけるしか解決策はないと思います。

しかし、この話題を考えていく中でスポーツはプレーヤーだけでは成り立たないということプロスポーツ選手は競技だけをしていれば良いという訳ではないということを改めて考えるきっかけになりました。


私の目指すところ

サポートしてくださるemda様SWACRDCグループをはじめ応援してくださる皆さまにとって価値のあるアスリートになれるよう精進していきます。

これからもよろしくお願いします!

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