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茨城県小美玉市への恩返し

 茨城県東茨城郡小川町(現在の小美玉市)に愛鶏園が農場を展開してから54年が経ちますから、茨城事業所は私と同い年となります。愛鶏園は新横浜が発祥地であるが、その後、神奈川県相模原市、埼玉県深谷市へ農場を展開していきました。そして、私が生まれた年に茨城に農場を展開しました。茨城の展開を中心に進めたのが私の叔父であり愛鶏園グループの第3代社長であった齋藤太洋でした。

 新横浜、相模原市、深谷市、小美玉市に農場を展開した第2世代達は、私達第3代世代に、『関東取り囲み戦略』と自慢げに話していたことをよく覚えています。現在は、新横浜と相模原では鶏を飼うことができなくなり閉園となりました。そして、現在の深谷市と小美玉市が生産拠点としてとても優れていることに経営者となってやっと気が付いた私は、先代たちの卓越した戦略に舌を巻いたものです。

 さて、話は小美玉市へ。地域の方々が、叔父と愛鶏園を受け入れてくれたおかげで、私たち愛鶏園は成長することができました。感謝の気持ちを形で示すために、埼玉県深谷市と同様、国の制度である『ふるさと納税企業版』を利用し、小美玉市の2つのプロジェクトに寄付をさせていただきました。

 1つ目は、『政策分野1 恋も子育てもしたくなるまちになる事業』。2つ目は『地域の宝を見つけ、磨き、光を当てるまちになる事業』です。寄付により小美玉市の発展、農業の活性化、地域の子育て支援と食育の促進につながり、地域の方々に恩返しができたらと考えています。

  愛鶏園のブランドビジョンには、『未来につながる社会貢献をする』があります。今回、それが目に見える形で実行できたことを私はうれしく思います。地域からいただいた力を糧に愛鶏園の社員が創り出した利益を地域に還元し、また、力をいただく。そんな好循環ができれば良いと考えています。

 改めて11月17日に島田市長に目録を贈呈します。市長に会えるのが楽しみです。

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