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Q&A:小説の持ち込みってできますか?

ある方から、「出版社に小説の持ち込みってできますか?」
というご質問をいただきました。
noteの問い合わせ機能からいただいたのですが、
すみません、メールではお返事できないんです。

ご質問は、できればnoteのコメント欄にて、
またはTwitterのDM、もしくはココナラのメッセージ
いただければお返事いたします。

さて、出版社への持ち込みですが、
答えとしては「できます」

それはもちろんできますよ。
持ち込みも企画も自由ですからね。

私自身も、社員時代に持ち込みを何度も受けましたし、
なんなら会ってくれと言われて会ったこともありますし、
持ち込みから出版につながったケースもあります。
ただし、ここ注意なんですが、完全に素人の方の持ち込みは
出版につながるケースはなかなかない
です。

小説に限って言えば、ということですが、
どの出版社も大体は新人賞なるものを設けていますので、
それに応募してくれ、って話なんですよね。

だから、まったくの新人の方で持ち込みがあったら、
まずは「新人賞に応募してください」とお伝えします。

では、持ち込みから会合、出版までつながったケースは何か?
それはプロ作家の持ち込みです。

意外ですか?
プロ作家も、けっこう出版社に持ち込みしますよ。
いやむしろ、持ち込みはプロ作家が多い、かもしれません。

他社でいくつか本を出版した。
しかし、何らかの理由で、それ以上出すことができない。
なんて時に、他の出版社へ持ち込みしよう!となるんですね。

持ち込みは、大体が著者の紹介をつけた既刊本が入っています。
編集側としては、その既刊本を読んで、
本を出すかどうか決める……という感じですね。

まぁ既刊本を読まなくても、著者名で検索もできるので、
どの程度の部数で、どのくらいの人気作家か、
すぐわかってしまう
んですけどね。

ということで結論ですが、まったくの素人の方は、
持ち込みで小説を読んでもらうのは、なかなか難しい
です。
新人賞に応募するのが妥当な線でしょう。

が、どうしても持ち込みで読んでもらいたい!
というのであれば、もちろん道はあります。
例えば、同人誌を出版して、それを同封するとか、
WEBサイトに掲載して、その閲覧者数など、
編集者が読んでみたい、と思わせる数値を掲示するとか。
とにかく、編集者の興味を引くことが大切ですね。

あとは、出版社によって、編集者によって
持ち込みに対する考えは本当に異なるので、
大きいところから小さいところまで、数ある出版社に
送ってみる
、というのが必要になってきます。
(大手ほど持ち込みには厳しいかもしれませんが。
それだけ新人賞に力を入れているので)

実は、
持ち込み×小説=かなり難しい

なのですが、
持ち込み×企画もの=?
ではあります。

実を言うと、私の主人はこの方法で本を出版しています。
持ち込みで出版に成功し、その後いくつかの出版社から
オファーをいただき、何冊か出しています

あ、この主人の出版に関しては、私の関わっている出版社とは
まったく関係なく、完全に別件で出版しました。
小説の編集部と、企画ものの編集部ではまた部署が違うので、
融通をつけたり、ということはできないんですよね。
そうでなくても、「知り合いだから」みたいな感じで出版できるほど、
出版て甘いものではありませんので……。

小説ではなく、企画本なので出版できたというのも
あるのですが、その成功方法については次回、
別枠でお話ししたいと思います。

その別枠記事がこちら ↓

ココナラで小説の講評サービスを行っています ↓


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