最近、ずっと頭を悩ませていたことがあった。
その名も「iPhoneストレージ問題」。

今、容量が64GのiPhoneを使っているのだが、ここ半年くらいずーっと63.0G〜63.7Gの容量をいったりきたりしていた。ほぼ一杯の状況。
何が容量を圧迫しているのかは一目瞭然。写真や動画だ。見てみると40G近くの容量を使っていた。

そりゃそうだ。
2013年からの写真や動画がずーっと消せずに残っていたから。特に2016年以降は写真や動画の件数が跳ね上がった。要因は、こどもだ。生まれた時から5歳になるまで、事あるごとにその様子を収めてきた。

これは…消せない。何があっても。
スマホの容量が足りないからと、消していいものでは無い。それはもう、二度と経験できないものばかり。

どうしようか。
頭の隅に置きつつ過ごしていると、Twitterでフォローしている漫画家さんが同じような悩みをコレで解決したというツイートを見かけた。
それは「おもいでばこ」という商品。
スマホはもちろん、USBやSDカードでもデータの取り込みが可能。取り込んだデータはテレビに繋いでいつでも見ることができる。容量は1TB。

すごくいい。コレ欲しい。
ただ、サイトで確認してみると、お値段は3万円弱。
…3万かぁ…。
購入の決済ボタンを押す手が止まる。
…問題は絶対解決できる、でもなぁ…3万かぁ…。

実はこの状態で止まって2ヶ月ほど経っていた。
写真や動画を取捨選択して、だましだましやってきたのだが、ついに限界を迎えた。
もうアプリのアップデートすらお断りされるレベルにまで来てしまったのだ。ついに観念して購入を決意した。　

注文して3日くらいで商品が届いた。
早速起動させて、写真や動画を「おもいでばこ」へと転送してみた。
2013年から蓄積していた動画408本。写真3178枚。
全て転送するのにかかった時間は9時間。
2日がかりでの作業になった。
暇な年末で良かった。
9時間というと、とても長く感じてしまう。
というか、実際長かったのだが…。

ただ、8年分のデータが9時間で収まってくれるなら何だか許せる気がしてしまう。
転送後はスマホからデータを削除。
そして、ストレージを確認してビックリ。
30Gまで容量の圧縮に成功！
これまでの半分以下だ。

重さは変わらないはずのiPhoneがとても軽くなったように思えた。
これで2021年をスッキリした気持ちで終えられそうだ。