仕事と妊活と

私には夢がありました。

それは「映画監督」になることでした。
とにかく自分の作品を作って世に出すこと。
ストーリーを描くこと。
それらを絵で物語ること。

それは私にとって心の支えであり、将来への道標でもあり、人生の希望でした。

そのためにたくさん時間とお金と体力をかけてきました。
カメラやストーリーボードの研究、脚本の書き方を必死に学びました。
しかし映像制作会社とご縁がなく、結局ゲーム会社に入社しました。

それでも私が学んだことはゲーム会社で活きると確信していたため、それから私の夢は「ゲームディレクター」になることへと変わっていきました。
これまた結局うつ病になってしまい、仕事を退職し、夢からどんどん遠ざかっていきました。

夢から遠ざかっていく感覚は、なんとも悲しくて虚しいものです。

今はなんのタイトルもない私。

そりゃね、カメラさえあれば誰だって映画監督になれるし、個人制作でゲームを作れば誰だってゲームディレクターになれる。

これらに資格なんてないので、とりあえず何か作れって話ですよね。

でも、一人で作って何が楽しいんだろう…って考えちゃうんです。
結局私はチームで何かを成し遂げるのが好きなのかもしれません。「人」が好きなのかもしれません。


私の家庭はエリートの塊で、私はコンプレックスの塊です。
私の親族はみんな高学歴で高収入です。
姉も会社名を言えば誰もが知っているところに勤めているし、みんな誰でも知っている大学、会社に勤めている。

それと比べて高学歴でも高収入でもない落ちこぼれの私。というか今はほぼ収入ゼロだし。

母に至ってはすごいな、と思ったのですが、離婚手続きと同時に某大手会社の専属通訳の仕事を応募していたのですが、先日見事受かりました。
10月から東京で働くので急いで帰国手続きを行っているそうです。

今年65歳の母。専業主婦を大半の人生やっていましたが、それも関係なしにいつもやりたいと思った時に仕事を獲得していく姿を見て、純粋に圧倒されます。人として尊敬します。

同時に自分の中の劣等感が増します。

これを周りに相談しても、「自分と周りを比べるものじゃないよ」とか、「むしろエリート家庭で恵まれている」とか言われる。

エリート家庭だからといって幸せじゃないんだよ!!って声を大にして言いたいです。

もう一度言います。

エリート家庭だからといって幸せじゃないんだよ!!!!!

私の叔母はアメリカのコロンビア大学の首席組でした。
2歳の時には文字も読めてそりゃもう誰が見ても天才児でした。

でも、今は色々あって彼女の一人息子と行方をくらましています。旦那さんとも離婚しています。
誰も住所も連絡先も知らない。

私の家では私の両親と、その兄弟全員一度は離婚しています。離婚率高いです。

別に離婚が悪いわけじゃないけれど、幸せってなんだろうな…と思います。

きっと私は誰から見ても羨ましがられる家庭だったのかもしれません。
でも私にとっては友達の家庭の方が羨ましかったです。

隣の芝生は青いってやつですかね…。

夫が家で仕事の電話をしていると、私の場合「かっこいいな」ではなく、「羨ましいな」と思ってしまいます。

あんなに辛い思いをしながら仕事していたのに、私はまだ仕事がしたいのか…?
本物のマゾですね。

仕事も妊活もしたい…なんて欲張りなことを言うと、大概友達からはどっちかにしなよと言われます。

そうですよね…分かっています。
二兎を追う者は一兎をも得ず、ですよね。

でも、仕事も妊活もしたいって思うことの何が悪いんだろう?

今はうつ病を治すことが大事なのでそれを優先するために敢えて何もしていません。
毎日健康な生活を送るようにしています。
だって、仕事をしていてもうつ病は改善しなかったのですから。

女性って本当に難しい…。出産と仕事の両立って本当に苦しい。
特に私の場合さらに鬱という厄介者が入ってくる。

でも今一番大事なのは、私の記事では何度も言っていますが不健康な身体から赤ちゃんを産むための元気な身体にしていくことですよね。

なんか書いていて自分で勝手に納得いきました。

たまにはまとまりのない文章もいいかな。
読んでいる人にとっては読みづらいかもしれませんが…。(すみません。)

今はまだ仕事ができないかもしれないけれど、いつか細々と何か社会貢献できるような活動を始めたいです。
そして、やっぱり子供が欲しい。

この考えは欲張りなんでしょうか…?

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