sifflet de vapeur à distance

画像1 五、六年生の頃、家族が寝静まってから眠るようになった。静かな洗面所にいると微かな汽笛が聞こえる。それはきっと丘を越えた向こうの湾を行き交う大型船のもの。中学生の頃、バスケの朝練がある日は、まだ暗い洗面所で聞いていた。遠い海から汽笛が響いていたのだと、大人になった今でも思っている。