久しぶりのnote更新ですが、漢検の勉強記録を綴るブログから脱線して最近読んだ川田将雅さんの「頂への挑戦」の感想をまとめてみました。
（ちゃんと漢検1級の勉強はしています。先週は図書館に行って、問題集の復習とKANJIHOLICさんの大見出し語表の問題やりました。図書館のおすすめ本コーナーで万川集海が紹介されていたのにはびっくり！）

頂への挑戦―負け続けた末につかんだ「勝者」の思考法

ネットでネタバレが少し載っていて、自分には向いて無さそうな本だと思ったのですが、私が今1番推しているスーパースターが牝馬三冠のリバティアイランド。その主戦騎手である川田将雅さんの初書籍とのことで、リバティアイランドのパートナーの中身をもっと知ろうと買ってみましたよ。帯は本田圭佑さんが書かれています。
最初のページは写真集みたいな感じになっています。本を開いて真っ先に目に飛び込んできたのが、マカヒキのダービー優勝の写真で、ダービー旗にはドゥラメンテ号の文字があってうるっときました。（川田騎手じゃないんかい）

2023年牝馬三冠ジョッキーとNo. 1ホステスは似ている？

第1章の幼少期エピソードはかなり強烈な内容というのはネットの書き込みでわかっていたけど、世間に公表出来ない話もあるそうで怖すぎます。今の将雅さんは子煩悩なイメージがあるから、前半部分を読むと胃と心が痛くなります。
馬主さんと焼肉を食べる話や、別の馬主さんの前でただ黙って3～4時間笑みを絶やさずに座っている話は極端な部分もあるけど、売れっ子ホステスやキャバ嬢のようです。
相手が望むことを考える力、洞察力が既に子供時代で培っているなんて、川田将雅恐ろしい。将雅さんの洞察力の鋭さは、水星星座蠍座の影響もあるっぽい。
（私の同級生が栗東で競走馬の仕事をしているのですが、競馬村って想像以上に特殊な世界なのかもと思ってしまいました）
将雅さんは特殊な幼少期を送っていたのにメンタルが潰れず、自己肯定感がめっちゃ高いのは凄すぎです。

競馬学校の同期で1番乗り方が上手な津村明秀さんを観察し自分に置き換えてイメージしながらやってみた話、松田博資厩舎の主戦騎手だった安藤勝己さんのやり方を観察し自分との違いに気付くエピソードも、指名が貰えなかった新人ホステスが売れっ子ホステスを只管観察し実践したら、高級クラブのNo. 1ホステスになっていた話のようです。
うまくいかない事があったら、成功者のやり方を参考にしてみるというのはよく言われることかもしれません。
「頂への挑戦」は、自伝のような自己啓発書のような本だと思います。アスリート、プロを目指す方は勿論、スポンサーを得たい方や指名制度がある職業の方が読んでも、共感できる部分や参考になる部分があると思います。
「察して、考えて、判断する」という言葉が印象的でした。
銀座No. 1ホステスも、「どれだけ相手の状態を観察し、その状態に見合ったものを提供するか。気づきと行動」を繰り返してるそうです。ホステスもお客様と接しながらタイミングよく水割りを作っているとか。
将雅さんの文章はとても読みやすくて面白かったです。
最後の方に衝撃的なことが書いてありましたが、藤岡佑介さんと福永祐一さんは競馬界の救世主です。

リバティアイランドは運命。

競馬オタクな自分は、ハープスターやトゥザワールドの話、ジョッキーの馬との関わり方、ジョッキーがレースに挑む時の準備の話も興味深かったです。リバティアイランドのジョッキーカメラでのお嬢さんは話題になりましたね。大好きなスターズオンアース（リバティアイランドと同じドゥラメンテ産駒）の桜花賞の話も書かれていました。
この本では、リバティアイランドのことは書かれていませんでしたが、リバティアイランドのトレーナー中内田充正先生のエピソードは書かれていました。中内田先生も将雅さんにとって救世主のような存在だと思います。
メジロマイヤー（将雅さんが重賞初制覇したときの競走馬）が亡くなってすぐに、中内田厩舎のリバティアイランドと将雅さんが出会うなんて。リバティアイランドと将雅さんが出会うまでの経緯全てに意味があったのだなと。
リバティアイランドと川田将雅騎手は運命のベストパートナーなのだと思ってます。
大好きなルーラーシップ産駒のリリーノーブルやキセキの走りを見て、川田将雅騎手を応援するようになりました。ルーラーシップとドゥラメンテは、私が尊敬しているエアグルーヴの子供と孫。リバティアイランドはエアグルーヴの血を引いてます。大好きな血統と好きな騎手の組み合わせで日本競馬史に名を残すようなスターホース、リバティアイランドを応援出来る今がとっても幸せです。

「頂への挑戦」は、将雅さんの趣味を紹介するページが癒しでした。大蛇Orochiを買う話は、高級車買ってモチベーションを上げるJリーガーの話みたい。続編あるならリバティアイランドの話とか純煌くんのジョッキーベイビーズの話を読んでみたいです。