電車を待ちながら最近みた映画のレビューみてた

私の足に後ろから何かが当たった。

視覚障害の方が、電車に乗りたくて、杖で道を辿っているとこだった。

「なるほど」って状況を確認した後、
私は、すぐに携帯に目線を戻した。

そしたら、後ろから「この電車に乗りたいんですか？」って声が聞こえた。

その人は、電車に乗れずに困っていたその方の肩を支えて、電車の入り口まで案内した。

電車が発車した。

あれ？

私、何故、助けようとしなかったんだろう？

困ってる人を見ても

無意識に、瞬間的に

「私ではない誰かが助けるだろう」

と思う

そして、本当に、私がやらなくたって
心の優しい人が手を差し伸べるんだ

優しくないなあ

思わず助けてしまう優しいあの人と

私は何が違うんだろう

障害を持つ方に手を差し伸べることは

「迷惑だ」と思われる可能性もあって

そういうことを逡巡すると

きっとまた、私は手を差し伸べない選択をする

でも

困っている人がいたら

思わず手を差し伸べてしまうような

そんな人になりたいものだなあ

助けてもらった人、

無事に電車乗れてよかったなあ