1000の閲覧数より、1人の記憶に残りたい
高校の頃、mixiで「イイね!」の数を競う大会を友人たちとやった。
「幽霊が可愛い女の子だったらいいのに」
とつぶやいて、イイね!数ビリが優勝者にハーゲンダッツを奢るというものだった。
結果、私は見事ハーゲンダッツを食することができた。
別に、mixiの友達数が極端に多かったわけではない。
むしろ、200人くらいと平凡だった。
じゃあなぜ、同じことをつぶやいたのに私だけ大量のイイね!をもらえたかというと、
それは単に私が日頃から、友達にイイね!を押しまくってるからだった。
自分の承認欲求を満たしたいなら、まずは相手の承認欲求を満たしてあげることからはじめればいい。
そうすることで、win-winの関係になり、友好関係がより深まるのだ。
それは、mixiだけに限った話ではない。TwitterやInstagram、そしてnoteにも同じことが言える。
フォロワー数がアホみたいに多い人からスキが来たことはないか。
それは「私のnoteを見ろ。そしてスキを押してフォローしろ」という意図である。
1つのスキが、自己ブランディングにつながっているのだ。
私も人のことは言えず、スキ数や閲覧数をけっこう気にするタチだ。
しかし最近、価値観を変える出来事があった。
過去に、仮面浪人をしていた頃の記事を書いた。そしてそれを読んだ親戚の高校生から
「いしださんのnoteを読んで目が覚める思いでした。受験勉強、死ぬ気でがんばります」
と直接いってもらえたのだ。
もう、めちゃめちゃ嬉しかった。
noteを続けていて、1番よかったと思えた瞬間だった。
自分の書いたもので、誰かを感動させ、意識まで変えることができたのだ。
うろ覚えなのだが、どなたかのnoteで、「Twitterにはないnoteの良さは誰かの記憶に残ることだ」というのを目にした。
Twitterはバズりやすく、その分誰かの目にも留まりやすいが、どんなに面白いツイートでも明日には忘れているようなものばかりだ。
しかしnoteは違う。文章に厚みがあるから誰かの心を動かしやすく、行動を起こさせたり、はたまた人生を変えたりすることだってできるのだ。
毎日更新や、スキの数にこだわるのもいい。
でも、「誰かの記憶に残りたい」という新たな価値観のもと、noteを更新するのも、また面白いのかもしれない。
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