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勘違い子孫

人は何も知らない
私のこともあなたのことも


22年間、この地球と言われる場で人間という生き物として生きてきた。


幼稚園ではさつま芋を大量に育てた。沢山育てたのに1個しか持って帰れなくて悲しかった。


小学生では持久走大会に命かけた。少しだけ妥協した時の悲しみが酷かった。


中学生では人が人をいじめる世界線が流行してた。すごく残酷な世界だと感じた。


高校では初めてオーストラリアに行った。初めて見る人物と環境にカルチャーショックを受けた。


大学では死ぬほど嫌いだった海外に行きまくった。そして沢山絶望を感じた。


今は自分の未来に可能性だけを感じる。


はあ。
いいため息が出た。


君という生き物は今何を感じているの?

汲み取れるように頑張るけど、わからないから教えてほしいな。

わからないと不思議なもので、私のいう生き物が勝手に知ったふりをしてしまうんだ。これを勘違いというらしい。

知ったふり。勘違い。思い込み。そんなことを得意にしている生物。


はあ。
夕陽のようなため息が出た。


君は知ってるかな
言葉でも絵でも尻文字でも今日着る洋服でもいろんな物で伝えられる、表現することができるんだ。

今あなたが予期もしてない表現の仕方が毎日無数に誕生している。

それを知ろうとしてわたしなりの表現をする。この怒涛な自由な連続がきみを作るんだ。

だからね、勝手に勘違いして目の前の人をわたし基準で評価しきることは楽だけど残酷なことなんだよ


はあ。
腸が痛いため息が出た。


言葉は勘違い子孫になる近道だ。

もっと遠くを
もっと近くを
知らないを多く持て
だが、知りたいを忘れるな
人ならば五感を開け
全てを吸収しろ
全てを吸収した気になるな
吸収したら表現するんだ
伝えてみろ無限の方法で


完璧じゃなくていい
答えがなくていい

それが勘違い子孫の美しさだから

ゴツゴツじゃなくてゆるゆるっとした勘違いを沢山しようね。


edit. momo

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