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12.ネットで広がった世界


中学進学以降、しばらく僕は周りの友達たちと同調するかのように、至って普通の生活を送っていたつもりでした。女の子に恋をしたり、告白したりされたり、振られたり…ただ一つ変わったことと言えば、我が家にインターネットがやってきたんです

まだスマホなんかなかった頃は、とにかく家でパソコンにかじりついては、何か面白いものを探していました。その中で僕が見つけた楽しみの一つが『出会い系サイト』でした。

出会い系と言ってもここ最近のように恋人探しをするだけのものではなくて、日本中の暇を持て余した人が、チャットやメール交換をするのが大半でした。楽しければ別に出会う相手は誰でも良かったような気がします。

僕は出会い系サイトに夢中で、インターネットを通じていろんな人と知り合いました。学業でなんとか好成績を修めて買ってもらった携帯電話(今でいうガラケー)にカメラはなく、通話代もかなり高かったと思います。当時は相手の顔を見るために、手紙を書いてプリクラを交換したりしました。バイトをしてお金を貯めては、いろんな人と会ってご飯を食べたりお酒を飲んだり、ボランティアに参加したり、たまに出会った人と恋をしたりしました。異性との初体験もありました(恥ずかしすぎる過去なので割愛します)。

『人生なんて、まーこんなものかなぁ…』

僕は特に悩みもなく、ただ興味の向くままに過ごしていました。この時僕は普通の(ストレートの)男だったんです(?)


そんな中、ある人と出会ったことがきっかけで、僕が小学生の時からずっと忘れかけていた『人とはちょっと違う興味』に再び向き合うことになるのです…

(そしてこの先かなり『18歳以上向け』の内容になっていくのです)




僕はお気持ちだけでも十分嬉しいのです。読んでくださってありがとうございます🥰