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モーリシャス座礁事故について。

現在、世界で大きな問題として取り上げられている
日本の商船三井が運行するWAKSIOのモーリシャス座礁事故について
僕なりにまとめた事を書いて行きたいと思います。

『なんとなく知ってるけど』
って方は是非最後まで読んでいって欲しいです!

モーリシャス共和国ってどんなところ?

モーリシャス共和国はインド洋の島国でその周りをエメラルドグリーンに
輝く美しい海に囲まれた、リゾート地としても人気な自然豊かな国です。

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そんなモーリシャスの豊かな自然が今大きく脅かされています。

その原因が
日本の大手海運会社が運行する貨物船WAKASIOの座礁事故です

事故の概要

座礁の影響により、燃料タンクが破損し少なくとも1000トン以上の重油
がモーリシャスの海に流出してしまっています。
(不幸中の幸いですが事故による、負傷者はいないようです)

事故の深刻性

結論から述べますと、事故の深刻性はかなり深刻だと僕は考えております。

その理由として、重要なのが流出してしまった『場所』です
今回重油が流出してしまった場所
ポワントデスニーは湿地や浅瀬の国際条約であるラムサール条約での
指定地域であり、又壮大なサンゴ礁で知られるブルーベイマリンパークも
近くに位置している場所で


モーリシャスの周辺の海には、
約800種類の魚、17種類の海洋哺乳類、2種類のカメを含む1700種の
海の生き物が生息するとされており

『これだけ豊かな生物多様性のある海はもほとんど地球には残っていない』
と言われるほどです。

そんな豊かな海や生き物たちが今、重油の汚染の危機に晒されている事また

モーリシャス共和国の国内総生産(GDP)の約25%を観光に
10%以上を漁業など海洋活動に依存しており、国の財政も脅かす可能性がある事態です。

美しい海を守るために立ち上がった住民たち

モーリシャス政府は重油のによる汚染を食い止めるために世界中に助けを求める一方で、
モーリシャスの美しい海を守るために、何千人もの現地の住民の方々が島の各地から集まり、現在昼夜問わず重油の回収作業が続いております。


今回の対処法として使われているのが、
布やストッキングに、美容室から回収した髪の毛と子供たちが畑から集めた
藁やサトウキビをつめて作った『オイルフェンスです』
人間の髪の毛は、水を弾きなおかつ油で出来たものはなんでも吸着すると言う性質を持っていて
髪の毛1キロあたり8リットルの油を吸うことが出来るそうです!
(これに関してはサスティナブルな香りを感じるので、改めて調べてまた別の記事にしたいと思います!)

そのためモーリシャスでは率先して切った髪の毛を提供し、美容師も
そうした人達のカットを無償で行っているそうです!

日本にいる私たちが出来る事

では、遥か遠く日本に住む私達は何ができるでしょうか?
どう言う形であれ今回の事故に関して日本は加害者と言う立場です
『遠い国で起きた残念な事故』と言いう認識ではとても悲しいです。

今回は色々と調べてみて僕が考える、私達のできる事について書いてみたいと思います。

1、寄付する

現在、モーリシャス野生生物財団ではホームページにて
クラウドファンディングや銀行振り込みでの寄付を受け付けております。
海外の財団のため、手続きが少し難しくなってしましますが、
手続きを細かく説明して下さっているブログ
を発見したのでリンクを貼っておきます。


2、情報をシェアする

今回のモーリシャス座礁事故には日本の企業が関わっているのにも関わらず
個人的に、一大ニュースとして取り扱ってる日本メディアは少ないと感じております。(個人的に)
日本でもより多くの人がこの事故の危機を理解し関心を向けるべきだと
僕は考えております。
そのキッカケを作るためにはやはりこの事故に関心を持っている一人一人が
SNSやブログ、ニュース記事をシェアする事が大事だと思います。
Instagramでは#SaveMauritiusReefのタグを使った発信が見かけられます。

3、サスティナブルについて考えてみる

僕は今回の事故の根本的な問題は、化石燃料に依存しすぎている社会そのものの問題だと考えております。
そう考えると、個人ができる取り組みとして
化石燃料に依存しない生活について調べて、考えてみてください
そうした一人一人の意識の変化の拡大が、
行動を変え、地域を変え、国を変え、世界が変わるキッカケになると思い
僕はこの発信をしています。

この記事があなたの意識や行動に少しでも影響を与えることが出来ていれば嬉しいです!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!


参考にさせて頂いたメディア

https://ideasforgood.jp/2020/08/18/mauritius-hair-2/

https://www.mauritian-wildlife.org/

https://news.yahoo.co.jp/articles/e3f128d48850eb7385ed55bd19e6d2407d7936ae

http://ilemaurice.blog.jp/archives/6600061.html

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