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普段を見直すことで、世界は色を変える。

一編のブログを読んだ。著者はあの『もしドラ』を書いた、岩崎夏海さん。

「自分は世の中に必要のない人間だ」と気づいてしまった人が、うつ病になる。そんな人を救う方法について。

やや長いタイトルだが、単刀直入なその書きだしから、大いに引き込まれた。

近年になって鬱病の人は増えた。そして、今後もますます増えるだろう。しかし、鬱病になることは、当人にとっては大きな負担だ。そこでこの記事では、そんな鬱病をゆっくりとだがしかし確実に癒やす方法を指南していきたい。ぼく自身も、この方法で、どうにか鬱病に罹患すること避けている状況だ。

鬱病を回避するというのは、すなわち、元気に明るく生きるということだ。いつ、いかなる理由で元気をなくしたり、気持ちが落ち込んだりするかわからない。

実際、ぼくも今年に入ってすぐ、小さい頃から敬愛していた叔父をガンで亡くし、葬儀なども無事に終えたこのタイミングで、ようやく少しずつ元気を取り戻してきた状態だった。

さて、どんな方法があるのだろうと読んでみた。すると、そこにはとても端的で、明快な3つの方法が書いてあった。

1.自分は世の中に必要のない人間だ、ということを、まずは「認め」る。
2.その上で、居場所を作る「努力」をする。
3.万が一居場所を失ったときの逃げ場所として、「一人遊び」を覚える。

詳しくは、ブログを読んでいただくのがいいと思う。普段のようにサクッと説明しようとすると細かなニュアンスがきっと変わってしまうから。

ぼくはこのブログを読んで、ハッと思うかとがあった。それは、2の居場所を作るというところ。ブログの中にはこのような著者自身の話があった。

そう考えると、誰かのためにできる奉仕というのは無数にある。例えばぼくは、コンビニに行ったらお釣りをくれた店員に、必ず「ありがとう」と言っている。そうするだけで、コンビニ店員も少しは気分が良くなってくれると思うからだ。

この一節を読んで、ぼくは学生時代にコンビニでアルバイトをしていた当時のことを思い出した。

こちらが会計を済ませて、お釣りを渡す時に、必ず『ありがとう』と言うお客さんがいた。それも複数。そして、逆に全くの無表情、無言でむしり取るようにお釣りをかっさらって出て行くお客さんもいた。

今から思えば、『ありがとう』と必ず言うお客さんは、こちらに対しての感謝の気持ちもさることながら、自分自身に対しても『居場所を作っている』という作用があったのかもしれない。完全に想像の域ではあるが。

ただ、ひとつ言えることは、そうした『ありがとう』人たちはみな、表情豊かで、目を見てまっすぐに気持ちを伝えてくれていたことだ。

ふと、じぶん自身を振り返ってみる。
いつもお釣りを受け取る時にどんな顔をしていたか?

『ありがとう』を言えているか?

じぶんが店員の時にされてイヤだった素ぶりを、まさかしてはいないだろうか?

普段の生活をしていれば、財布を出し、お金を渡す、という行為は何度か出てくる。

その都度、じぶんに問いかけてみよう。
『じぶんの、好きなじぶんでいられているかどうか』を。

今日、このブログに出会えて、よかった。

本来なら鬱病を避けるという目的で書かれたものだったが、じぶん自身の日頃の振る舞いを見直すきっかけになったのだから。

コンビニに行く時も、ランチを食べる時も、ブックオフで100円の古本を買う時でも、この『よりよく生きる、TIPS』を使っていこうと思う。


ぼくも誰かの応援をしようと思います!