岸田内閣の「同性婚で社会が変わる」発言で
世の中で議論が起きているようですね。
私は何でこんな風に、この話題をギスギスとした
雰囲気でするんだろう、と思います。
少子化や未婚化は別の所に問題があると
思いますが。

最近、LGBTQの方々や異性・同性婚について、
大変真面目な論文を拝見しました。
人間の恋愛感情を医学、心理学、動物学、歴史学
宗教学から科学的に分析し、そもそも人間は
異性にだけ興味を持つ生き物でなはないので、
昔からある異性婚の推奨は、絶滅を危惧した
社会システムの一つに過ぎない、との結論でした。

要するに、人間は同性でも異性でも愛せる生物
なので、異性婚を常識としたのは人ではなく
社会システムだ、という事でした。

だからどんな性別婚も受け入れられる未来で
あって欲しい、と締め括られていました。
本当に、そうかもしれないです。

でも私、人の恋愛感情について、
難しい科学的根拠や、難しい専門用語を使って
説明しているその論文を読んでいたら、
恋愛感情って、そんなに大真面目に分析するモノ？
いや、科学的に分析できるほど簡単なモノ？
と思いました。

誰だって、自分の恋愛感情を上手く理解出来ない。
そう思ってます。私だってそうだから。

ある時突然、ふっと湧き上がるモノだから。
だからこそ喜怒哀楽の感情がぐるぐる渦巻く。
自分でもどうしていいかわからない、
だから楽しいし、死ぬまで続くんだと思います。
その方が、生きてる実感も湧きますし。
恋をすると景色が変わる、ってそういう事かと。

異性婚推奨をしている方が、ある日素敵な同性と
知り合い、結婚するかもしれない。
同性婚に理解を求める方が、ある日素敵な異性と
知り合い、プロポーズするかもしれない。

その人に突然起こるドラマによって、
恋愛感情なんていくらでも変わります。
それを大真面目に議論しちゃうと、
何だかつまらない気もしますし、
正解なんてないと思います。
さっきもお伝えしたように、批難している人が
批難される側になるかもしれない。
人の恋愛感情なんて、それ位予想不可能。
だから魅力的。

そんな大らかな気持ちを持って、双方を理解
出来る世の中であって欲しいと思います。

少子化や未婚化は、同性婚とはもっと別の、
経済とか社会的な原因があると思ってますから、
こちらはぜひ大真面目にガンガン議論して下さい。

#多様性を考える