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門松を作ってみた

あけましておめでとうございます。
年末は初めて門松を作りました。
日本に限らず伝統や文化はだんだんと簡略化していき、本来の意味が分からなくなっていくものではあります。

以前子供達としめ縄を作る機会がありました。その時に3つのお飾り、それぞれにどういう意味があるのだろう?と気になり調べてみました。

すると歳神様は門松で家の存在を知り、しめ縄で入り口が分かり、鏡餅に入ってさるという趣旨の内容を話してくださる神社の方の動画に行きつきました。(細かい表現は違っているかもしれません)。

「3つ揃わないと歳神様家にそもそも気が付かないのでは?」と昭和な私は思いました。
そこで近所のホームセンターに門松を見に行ったのですが、そのお値段が衝撃の価格でした。私の中の門松のサイズのものは1つが2万円越え。
目出度いものの値段を言うなんてなんて、と思われるかもしれませんがちょっと手が出ないお値段でした。
そして去年は本当に小さなかわいらしい門松を買いました。

しめ縄もそうだったのですが買った門松を眺めてみると、基本的には自然にあるものを使ってあることに気が付きます。
昔は年末にお正月の準備として家で作っていたのだろうと思いいたりました。お盆のお供えの文化と似ているなと。

日本人はそうやって祖先や神様とつながってきた民族なんだなという気持ちになり、門松を作ってみたいなと思った。

そんな話を1年くらい前に友人家族にして、そのまますっかり忘れていたころ。
先月12月になり、その家族から「今年は門松を作るつもりなんだ」言ってきてくれたのです。

私の中の種火がほかの家庭で着火していた!
そしてその話を家族にしたところ、我が家も門松を作るぞ!という事になったのでした。

したいことを人に言っておいたほうがいいとは言いますが、こういう形もあるのか~と驚きました。

そんな門松ですが、
必要なものさえ集めたら、しめ縄よりハードルは低いです(難しい方法もあります)。
笑い竹を作るのは難しかったので今年は購入しましたが、あとはほぼ近所のホームセンターでそろいました。そしてお値段も、とって良心的でした。

それに作って見ると思った以上にやってよかったと思いました。

歳神様を迎えるならと大掃除がいつもよりはかどった(気がする)し、
飾りをいつ飾るかを考えるかなど暦について考えるきっかけにもなりました。
またおせち、七草がゆ、どんと焼きの流れを経験することで、うまく言えないですがちゃんとお正月を感じてちゃんと終わることができました。

ちなみに15日のどんと焼きでは、竹を受け取ってくださる神社さんが今は少なかったのも印象的でした。

そういうのICT教育やAIが進む今だからこそ、自国の文化を体感しながら学ぶことって意外と重要な気がする。
そんなことを漠然と感じた年末年始でした。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

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