福禅寺から流れる杉並区を横断する長い川であり、いつか紹介した方南町で神田川と合流して続いていく。
特に永福の辺りは福禅寺川を中心とした緑地や公園がとても多く、杉並区の人々の憩いの場となっている。
歩きつつ、休憩を堪能する——なんだかムジュンしているようだけど、川の流れに逆らわないようにゆったり楽しんでいきたい。

福禅寺からでは永福の方までは遠いので、ひとまずは南阿佐ケ谷から攻める。そうは言っても川まで距離があるためだいぶ歩くことにはなるのだけど、休憩が待っていると思えばそう辛くないもの。ペース早めで歩いていく。
あえて最短距離で向かうのではなく、ほんの少し迂回して西地区の方から入る。

落ち着いた風合いを見せる藤棚の周辺は、木々が生い茂っていて程よく日光が遮られている。さらに川の近くということもあり、途端に涼しくなったようだ。
せっかくなので橋を渡る。川の向こうにも公園があり、その名を「ロケット公園」という。
どの辺りがロケットなのかと周りを見渡してみると、その形がモチーフであろう滑り台が。なるほどこれが結構良くできていて、滑り台とロケットの要素が上手いこと融合しているのが分かる。
さすが、公園の名前になっているだけあるようだ。

ロケット公園の謎を解明したところで川沿いの散歩を再開……は次回へ。それでは、また。