AKIRA_デジタルデザイン

趣味でOculusやUE4、Unityなど触ってます。WebやVR/AR等を空間デザイ…

AKIRA_デジタルデザイン

趣味でOculusやUE4、Unityなど触ってます。WebやVR/AR等を空間デザインに活用したい。 本業はRevit使いのBIM技術者です。一級建築士。ドイツ語も多少できます。

最近の記事

MastodonやMisskeyとはどんなもの?

Twitter(現X)の代替候補とも言われている、MastodonやMisskey。筆者も最近アカウントを作って、Mastodonを使いはじめた。そして、それらを内包するFediverseの世界についても、おぼろげながら理解できてきた。 Fediverseがもっと盛り上がってほしい気持ちもあるし、ITに詳しくない友人を勧誘すべく説明するようなつもりで、理解できたことをまとめたいと思う。(筆者自身もそこまで詳しくないし、わかりやすさ優先なので用語の意味が厳密には間違っているか

    • A-Frameでパノラマ画像ビューアを作る

      Webページ上で動作する、簡単なパノラマ画像ビューアの作り方です。建築設計のプレゼンなどで気軽に使えると思います。 Javascriptのライブラリ「A-Frame」を使います。 サンプルページ:https://ak-schweitzer.github.io/panorama/a-frame.html 1. A-Frameについて A-FrameはWebページ上にVRやAR(xR)を実装するためのライブラリの一つで、three.jsをベースにしています。 オープンソース

      • Oculus Quest 2を使い始めて、ひと月。

        Oculus Ques t2は先月発売された、VR用のHMD(ヘッドマウントディスプレイ)です。発売時の在庫がなくなる前に、私は運良くOculus Quest 2を入手することができました。 1ヶ月が過ぎたところで、主に建築計画のビジュアライゼーションへの活用の視点から、使ってみた感想を以下にまとめたいと思います。 1. Oculus Quest 2についてOculusは、数年前Facebookに買収されたOculus社により開発された、VR用HMD(ヘッドマウントディスプ

        • 【UE4】自動で開くドアの作り方(Blueprint)

          UE4(UnrealEngine4)で建築ビジュアライゼーションをするのに使える、自動で開くドアの作り方です。初歩的な内容ですが、今一度まとめました。 1. Blueprint(ブループリント)についてブループリントはUE4で使われるビジュアルプログラミングの名称です。また、それを使って作られた要素のこともブループリントと呼びます(正確には"ブループリントクラス")。 これから作り方を説明するのは、「自動開閉機能を持ったドアのブループリント(クラス)」ということになります

        MastodonやMisskeyとはどんなもの?

          【Unity】Vuforiaを使ったAR(画像マーカー式)の作り方

          VuforiaはAR開発用ライブラリの一つで、ARCoreに対応していないAndroid端末でもAR機能を使うことができます。新しいバージョンのUnityには機能の一部として組み込まれていて、ユーザー登録することで、画像マーカーの機能なども気軽に利用することができます。 ここでは建築プレゼン用途を想定して、Android端末上で、配置図をイメージした画像の上に立体形状を重ねる機能を作ってみます。 1. Unityの準備ここではUnityのバージョン2019.3.12f1を

          【Unity】Vuforiaを使ったAR(画像マーカー式)の作り方

          【Unity】Android用のARアプリを作る

          Googleが提供しているARCoreフレームワークを使って、スマホ等で遊べる簡単なARアプリを作る方法です。 1. ARCore対応端末ARCoreフレームワークは全てのAndroid端末で使えるわけではないので、まずは持っている端末がARCoreに対応しているかどうか確認する必要があります。 公式サイト(英語) 日本語でまとめてくれているサイトもあります。 2. 開発環境(Unity、ARCore)の準備(1) Unityのインストール Unityがまだ導入され

          【Unity】Android用のARアプリを作る

          横浜駅があるのは何処か? 【ハマnote】

          東京の人はよく、横浜駅周辺のことを「横浜」と呼びます。東京には、場所を表すのに近くの駅の名前を用いるという文化があるようです。 しかし、横浜に住む者(ハマっ子)にとっては、何だかしっくり来ません。本来「横浜」とは幕末に開港地として造られた都市の名前であり、具体的には「関内」と呼ばれるエリア(注:関内駅周辺という意味ではない)のことです。横浜駅は、そこから少し離れすぎているような。 そのあたりの経緯、横浜駅周りの変遷を、地図を使って説明したいと思います。 1. 鉄道開通明

          横浜駅があるのは何処か? 【ハマnote】

          自己紹介と、なぜ建築ビジュアライゼーションなのか

          はじめまして。簡単に自己紹介をさせていただきます。 現在は東京の設計事務所でBIMの仕事をさせてもらっていますが、その前はドイツのフライブルクという所にしばらく住んでいました。 フライブルクと言えば、ドイツを代表する環境都市。どんな所なのか、実際に住んでみたいと思ったのです。それで、当時働いていた設計事務所を辞め、ドイツ語もある程度勉強してからフライブルクへ。 当初の目論見では大学に入学し、学生として住み着く予定でした。しかし、しばらく頑張ってみたものの、自分の言語センス

          自己紹介と、なぜ建築ビジュアライゼーションなのか

          SketchUp8からUE4に3D形状を取り込む方法と注意点(Blender使用)

          UnrealEngine4(UE4)にはDatasmithという変換機能が備わっていますが、SketchUp8ではDatasmithが使えないので、Collada形式(*.dae)で書き出した後、Blenderなど別のソフトでFBX形式で保存し直すという作業が必要です。 その際、いくつか気を付けるべき点があるようなのでメモを残します。 流れ: SketchUp8 → [*.dae] → Blenderなど → [*.fbx] → UE4 1. SketchUp8でのモデ

          SketchUp8からUE4に3D形状を取り込む方法と注意点(Blender使用)

          「ビジュアライゼーション(可視化)」とは

          「ビジュアライゼーション」という概念の基礎を、一度しっかり押さえて置こうと思い書きました。この記事は、「意思決定を助ける情報可視化技術(伊藤貴之著・2018年コロナ社)」の読書メモです。(全内容を網羅している訳ではないのであしからず) 「ビジュアライゼーション(Visualization)」は日本語にすると「可視化」です。以下、原則として「可視化」と表記します。 可視化の定義この本では、 「コンピュータの描画技術によって複雑な情報の理解を支援すること」 とされています

          「ビジュアライゼーション(可視化)」とは

          UnrealEngine4を使った、建築の動的なビジュアライゼーション

          前回作成したSketcuUpのサンプル建物を使って、建築設計の視点から、UnrealEngine4の活用方法を探ってみます。 UnrealEngine4とはUnrealEngine4は、EpicGames社のゲームエンジンおよび、そのエンジンを使ったゲームの製作環境です。VR、ARの分野ではUnityと人気を二分するような状況にあり、近年は建築のビジュアライゼーションにも使われ始めています。 UnrealEngine4は、作ったゲームを販売するのでなければ、基本的に無料で

          UnrealEngine4を使った、建築の動的なビジュアライゼーション

          (続き)TwinmotionでVRも試してみた。

          VRといっても超簡易な、ただの360度パノラマ画像ですが、最初に見たときはとてもインパクトを感じました。使いどころはたくさんあると思います。 前回作ったTwinmotionデータから、パノラマを書き出します。数分かかってパノラマ用の画像データが作成されます。 あとはジャイロセンサー付きのスマートフォン(普通はついている)に画像を転送して、パノラマ画像再生機能のあるアプリで開きます。筆者はAndroidを使っているので、ここでは「VR Media Player - 360°

          (続き)TwinmotionでVRも試してみた。

          Twinmotionで遊んでみた。

          Twinmotionというのは建築ビジュアライゼーションのためのアプリで、他のモデリングツールで作成した3Dデータを取り込んで加工する、Lumionと同じタイプのツール。 来年初めまでは無料でダウンロードでき、その後も無料で使い続けられるということで、自宅のPCで試してみました。 SketchUpで適当なサンプルモデルを作成し、Twinmotionにインポートして飾り付けていきます。 見にくいですが左にある▷をクリックすると、リソースが色々出てくるので、空間内にドラッグ

          Twinmotionで遊んでみた。