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茶道を科学的にみた人

茶道を科学的にとらえて、その合理性を広く紹介された方がいます。

12代 堀内宗完(宗心)さん(1943~2015)
お茶の家に生まれるも、三男坊ということで当初、継ぐ予定ではなかったのですが、長男がなくなられた後、お茶の家を継ぐことに。
京都大学理学部化学科卒業という経歴の持ち主です。
茶道の手引書なども多数記されていますが、お点前の手順の紹介とともに突如、温度と時間の関係を示すグラフが出てきたりすることも。確か、炭と電気で湯温の変化がどう違うのか示したグラフだったと思う。

「茶の湯と科学」という本も出されていて、多くの科学者とともに茶の湯を科学的にとらえようとされています。

この本を読んで、最近、濃茶がうまく点てられるようになった理由がわかりました。どうやら湯を茶碗に注ぐのに時間をかけるようになったので、いままでよりも湯の温度が下がり濃茶を点てる適温になったのではないかと。

内容によってはこじつけに感じてしまうことも多少あるのですが、茶の湯を科学的にとらえてみたいと思ったら、この方の記されたものをぜひご覧ください。

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