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座布団のない茶室での正座のしのぎ方

(投銭制 note です)
はじめてお茶室でお点前を見る方が驚くこと、座布団がないこと。

きっと、「茶室」といえば「和室」、「和室」といえば「正座」、
「正座」といえば「座布団」とイメージされるのだと思います。

でも残念ながら、基本的にはお茶室に座布団は準備されていません。
(茶事などで、客に座布団が出されることもあります)
お稽古中はもちろん正座ですが、畳の上に直接座ることになっています。

…学生のときはそうでした。
いまの先生は、生徒さんの年齢層が幅広いこともあり、お手製の小振りな座布団などをご用意下さっています。自由に使えます。

とはいえ、お点前は座布団がないものとして、設計されており、また立ったり座ったりが意外と多くそのたびに座布団の扱いに困ります。
小振りとはいえ、座布団があるとお点前しにくい

そこで、なんとか座布団を使わずにしのごうとするのですが、
おすすめはこちら!

跪坐(きざ)で様子見

跪坐(きざ)とは、なんでしょうか?

跪坐(きざ)
正座から、膝は付いたまま、足首を立てて(つま先立ちのような状態)、
かかとにお尻を乗せて座る状態。
ちなみに漢字は、跪く(ひざまづく)+坐る(すわる)。

足がしびれたら、この跪坐の体勢にすると、しびれが多少解消されます。 

そして、いざ立とうというとき、そして、足がしびれているとき!
この跪坐ができるかどうかが非常に重要です。
というのも、この足首を立てるという動作ができない状態で立とうとすると、転びます。下手したら、捻挫、骨折します。
(MAXしびれると、感覚がなくて足首を立てられない、また立てられていないことがわからない)

なので、足がしびれたら、跪坐ができる状態で、跪坐でしびれを多少解消しつつ、立つタイミングに備えるというのをおすすめします。

でも、ひとつ問題が…
この跪坐、けっこう目立つんです。
ぴょこんと頭一つくらい高くなってしまうので。
ちょっと恥ずかしい…(マナー違反ではないそうなのですが)

(断りを入れるまでもなく、上記一切は個人的な見解です。
さらにいうと、お稽古を続ける中で、考えもまた変わっていくような気がします。…でも、しびれに跪坐は、有効だと思います)
(一部過去noteを利用した内容です)

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