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おいしい一服のために|湯相、火相を整える

(投銭制noteです)
学生時代の茶道部の活動では、あまり気にしていなかったこと、
湯相(ゆあい)、火相(ひあい)。
おいしい一服のために必要なことです。

湯相(ゆあい)
湯の温度、湯加減
火相(ひあい)
湯を煮る火加減

学生時代のお稽古では、電気で湯を沸かしていたことや、炭点前(お茶を点てる前の炭をつぐお点前)を省略したお稽古をしていたため、炭の加減である湯相、火相を気にすることはありませんでした。

煎茶や紅茶を入れるときは、お湯の温度をけっこう気にするのに。

適切な湯の煮え具合は、熱くてもぬるくてもよくないし、季節によっても異なる。雨の日、晴れの日、朝と晩の気温の変化によっても異なるとのこと。

難しいですね~。

利休さんも「夏はお客が涼しいと感じるように、冬は暖かいと思うように、炭は湯の沸くようにつぎ、お茶は飲み加減がよいように心がけるべき。これに適った茶ができるなら、その人の弟子になる」と言った記録があります。(『南坊録』より)

利休さんがここまで言うのだから、やはり難しい火相、湯相。
まずは炭点前の手順を覚えなきゃ、そこからだわ。

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