【本20】ほとんどの社員が17時に帰る 10年連続右肩上がりの会社

定時に帰ること。

それがどれだけの効率化につながるかがよく分かります。

残業をしないということは、どうやって時間内に仕事を終わらせるか、という創意工夫をしていかなければ仕事が回っていきません。

それを徹底的に実践するための手段が色々とかいてあります。

自分たちにもできる、働き方の改善に役立つ方法が見つかるかも。

☆本の内容☆
・働き方革命①
【全社員に定時退社を徹底する】
たまに1〜2時間の残業がある状態でも、その点は注意が必要。
なぜなら、それが癖になってしまうと、会社が大きくなるにつれ、いつの間にか残業時間が増え、「売上を伸ばすためには残業するしかない」という会社になってしまう可能性があるから。
経営陣が率先して定時退社を促す。

・働き方革命②
【毎月の業務の棚卸しで、やる、やらないを選別】
しかし、仕事の量が多すぎて、定時で帰れない社員も多く、「残業させてほしい」という不満の声も出た。
そこで、仕事が多すぎる社員に対して、「仕事の棚卸し」をし、「なぜ帰れないのか」を一つずつ確認。
無駄を徹底的に洗い出し、作業を減らした。
目的がわからずに続けている社員は少なくない。なんらかの手段を考えてあふれた仕事を整理し、場合によっては優先順位の低い業務のスケジュールを遅らせたり、その仕事自体を思い切ってやめてしまうこともある。

・働き方革命③
【取引先を巻き込む理念共有型アウトソーシング】
長時間労働がなくなった大きな理由の一つが、アウトソーシングを活用したこと。
HP作成、コールセンター、配達、PR活動など、多くの仕事を外部に委ねている。
たくさんの作業をアウトソーシングすることで自分たちにしかできない仕事(=考える仕事)に集中できるようになった。

・働き方革命④
【ルーティンワークはどんどんシステム化】
お金がかかるが(初期投資)、システムのおかげで転記ミスもなくなり、作業時間も大幅に短縮できる。

・働き方革命⑤
【事務職の廃止】
それでも減らない事務作業はアルバイトや派遣社員に。社員には「考える仕事」をしてほしいという思いがあるから。

・働き方革命⑥
【業務スピードを上げる6つの社内ルール】
1、社内資料は作り込まない。
社内の打ち合わせのためだけなら、エクセルの色付け、パワポの作り込みは禁止。
2、会議は30分
もし話し合いがまとまっていない時は、再度必要なメンバーでスケジュールを入れ直す。
3、メールで「お疲れ様です」は使わない。
メールは本文から打つ。
4、社内のスケジュールは勝手に入れる。
ウェブのスケジューラーを共有し、スケジュールが空いていたら誰でも勝手にスケジュールを入れることが可能。
本人の承認を取らない理由は「いちいち承認を取っていると仕事が進まない」から。
5、プロジェクト化
各部署の協力が必要な業務や、どこの部署にも属さない仕事だけれど力を入れたい業務はプロジェクトにして情報共有しながら進行。
6、社内の根回し
企画を進める時は初期段階から、関係部署から一人ずつ集まってもらい、自分の企画に対して意見を聞くようにルール化。
こうすることで致命的な問題を早期発見することが可能に。

・働き方革命⑦
【残業ゼロへの最終兵器】
「17時に帰って良いよ」制度。
大きな転機となったのが東日本大震災。電力不足の影響からサマータイムを導入。
定時を9時〜18時 ➡︎ 8時半〜17時に変更したことが良い結果に繋がった。
17時ぴったりに帰るために効率良く、集中して仕事をするクセがついた。


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