【本1】ザ・ドリームマネジャー

内容は小説形式で読みやすい本です。
ビジネス書でありながら、このタイトル。
違和感を持った方もおられるかもしれません。
「夢」は誰にとっても大事なもので、誰にとっても原動力となるものです。

「いや、自分には夢は無いな」、と思った方もおられるかもしれませんね。
それは、「夢が無い」のではなくて、夢を見ることをやめてしまったのだと思います。

あなたはいつ、自分の夢について考えましたか?
「もう何年も夢なんて考えたことがない」と思ったら、今から始めてみましょう。

「あなたの夢は何ですか?」

☆あらすじ☆
離職率400%の清掃会社。

離職率の高さは士気や作業効率、顧客の満足度の低下にも繋がり、さらには新規に雇い直す採用にかかるコストも発生する。

どうやったら社員が辞めない会社になるのか、その方法に悩まされるアドミラル清掃サービス。

社長はとにかく昇給をすれば社員を引き止められると考えるが、総務担当取締役のサイモンは離職の原因を調べることを提案する。

「現場の従業員はビジネスについて、われわれの知らないことを知っている。」

調べる方法は一つ。社員全員にアンケートに答えてもらうこと。

そしてアンケートが返ってきた時、自分たちで考えていたら決して辿り着くことはできなかった答えを知る。

その問題を、本気でなんとかしようと努力をし、実行する。
それを社員は見ている。
少しずつ社員の心境に変化が訪れた。

そして次の一歩に進む。
離職問題を完全に解決するためには、何をするべきか。

問題は、仕事に未来が見出せないことではないか。

今やっている「仕事」と、「社員の夢見る豊かな未来」を結びつける。
夢は自分自身の人生において、大切で大きな原動力となる。

誰にとっても。

そこで第2弾のアンケートをおこなう。
「あなたの夢は何ですか?」
ここで大事なのは、1回目のアンケートに本気で対応したこと。 1回目のアンケートの時から在籍していた社員は、経営陣がこのアンケートの結果をないがしろにしないと分かっていた。

社員にはさまざまな夢があった。
社員の夢と仕事の間にどうやって架け橋をかけるか。

それが

ドリーム・マネジャー
社員の夢について一緒に話し合い、夢を実現するための計画づくりを手伝う。

そして、ドリーム・マネジャー・プロジェクトが動き出す。

様々な夢を実現していくと、社員はお互いの夢を知り、自分にも何かできないかと動き出す。

こうしてほしい、という希望も出てきて、ドリーム・マネジャー・プログラムは進化を続けていく。

夢によって人は人生を取り戻す。
夢は人をいきいきさせる。
夢は人間関係にも職場にも影響を与える。
夢を追い求めることによって、そこには情熱や活力が生まれる。
組織を動かす一人一人が理想の自分になろうと懸命に努力すれば、その組織は理想の状態に近づく。


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