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伝え方と伝え続けること

20歳になったばかりの頃、私の健康意識が大きく変わりました。
きっかけは身内の病気です。
私の母は3姉妹なのですが、その3人が立て続けに婦人科系の癌を患ったのです。
長女の母は子宮癌、次女の叔母は乳癌、三女の叔母は卵巣癌。
上の2人は全摘して今も存命していますが、三女の叔母は闘病の末に43歳で
この世を去りました。
看護師だった叔母は早い段階で異変に気付き、何度も主治医に訴えたそうですが検査では異常なし。診断された時は既に末期で手遅れだったのです。

叔母の死は本当にショックであり、死が急に身近に感じられて恐怖でもありました。
母方には癌が多いと聞いていたので、もしこれが遺伝なのなら何とかしないとまずいと焦燥感に駆られました。
(ちなみに祖母も3姉妹で、うち2人が癌患者)

まず私が注目したのは発癌物質を体内に入れないことです。意識し始めると食べ物だけでなく、いつも何気なく使っている石けん、シャンプー、化粧品などにも危険性の高い発癌物質が含まれていることに驚きました。そのうち発癌物質だけでなく、健康リスクのある添加物が含まれた製品をどんどん排除するようになりました。

添加物がいかに危険かを力説する私に対して、最初は異星人でも見るような目を向けていた家族。今では熱心に耳を傾け、たまに「これは安全だろうか」と質問までしてくれるようになりました。そのお陰かどうか分かりませんが、同じく3姉妹の私と妹たちは今のところ癌とは無縁です。

人って変わるんですね。みんな年を取って健康の大切さを意識するようになったせいもあるかもしれませんが、分かってもらえなくても言い続けることって大事なんだなと思います。

でも、もっと私が上手に伝えられていたら、私の言葉に説得力があったら、もっと早く健康に気を使ってもらえるようになったかもしれないと反省する気持ちもあります。
そのこともライティングで伝え方を学ぼうと思った理由です。

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