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鬱だと思ってたら混合状態だった話

昨日、いつものクリニックに行ってきた。


ここ3〜4日程、思考が明らかに鬱で何もかもネガティブにしか考えられず何もしたいことも浮かばない。死にたい。
そんな日々が続いていた。


私の主治医はよく観察してくれる方で毎日日記を書くように言われている。
今回もいつものように私の日記を読み、「ふむふむ。あー、はい。そうやなぁ…」とか呟きながら読んでいた。

そして同時に現在の私の様子も診てくれた。


私「先生、私は今鬱なんですか?」

主治医「いえ、そうは見えません。躁鬱混合状態ですね」

私「え、そうなんですか?どうしてそう見えるんですか?」

主治医「頭の回転がとにかく早い。一気に色んなこと考えてるでしょう。この日記を読むとそう思います。鬱の時は思考が抑制されて頭の考えが鈍くなりますから。イライラもするんじゃないですか?(イライラは躁の典型的な症状の1つだ)」

私「はい。そうです。ずっと、自分でも追いつかないようなスピードで色々考えてます。イライラもしやすくなってます」


確かに。と思った。
やっぱり精神科医はすごい。

頭の中はマイナス思考で「自分には何の価値もない」だの「今すぐ死んでもいい人間だ」だの、そんなあれこれが常に頭の中を駆け巡る感覚があった。

「復職したら記念にプレゼントを贈るよ」
と言ってくれている友達にも、
「そんなの要らないから。私の命の価値は0円。いや、マイナス100億円くらいだから。ゴミみたいな存在だからやめてくれ」
とLINEを送りたくなったりした。
頭の中で物凄い早口でこんな思考が絶えず駆け巡るのだ。

この場合の混合状態は思考がマイナスなのに行動力がある為、鬱の時よりも自殺や自己破壊行為に走りやすいとよく聞く。

「自分は今、混合状態である」
そのことを確認できただけでも救いがあると思う。

ある程度自分を客観視できるからだ。

「今は混合状態だからこうなってるんだ。
私がこういう人間なのではなく、病気がそうさせてるんた。
頭の中が忙しくなりすぎてると感じたら頓服を飲んで一旦落ち着こう。
こういう時の自分はある意味本当の自分じゃないから、何かを決断することはせず、落ち着くまで先延ばしにしよう」

こんな風に考えることができるのだ。


今回の通院も本当に良かった。
主治医には毎回助けられている。

今日の私も混合状態かもしれないが、「昨日の私とは違う」という感覚がある。

この苦しい、危険な混合状態が早く過ぎ去ってくれますように。
いつもの、ポジティブで自分が大好きで自分に自信のある「本来の自分」が戻って来ますように。

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