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久々の帰省で環境の変化が良くない理由が分かった気がした

3月を振り返りたい。

復職が決まり大喜びしたのも束の間。

躁状態の時に知り合った人との関係が完全に終わった。
その後、愛犬のももちゃんの具合が悪くなった。
一度は元気な姿も見られたが階段を転げ落ちるように悪化し最後には亡くなってしまった。

初めて大切に大切に育てた室内犬だったし、今は亡き母が最後に迎えた命でもあった。

この子のおかげで私は動物が大好きになった。
本当に特別な子だった。

自分も死にたくなる程の重いペットロスをどうにかこうにか乗り越えた矢先に祖母が亡くなったと連絡があった。

私の地元は沖縄に近い南の島なので大慌てでチケットを手配し、荷造りをし、翌日には飛行機に乗った。


双極性障害の治療中ということもあり、1年以上地元には帰省していなかった。

主治医曰く「環境の変化は極力避けて下さい」とのことだったので。
でも今回ばかりは「行かなきゃ!」と思い3泊4日の日程で帰省した。

主治医には度々「そろそろ帰省したいんですけど〜」と言っていたが、

「行くとしてもご主人と一緒に。もしくは滞在中は常に誰かと一緒に。最大でも2泊まで」

と言われていた。

でも今回は急なことなので夫は休みを取るのが難しいし、うちにはもう2匹ペットがいるのだが、ペットホテルを手配をする余裕もなかったので私1人で帰省した。
しかも2泊ではなく3泊にした。

通夜や葬式のことだけを考えれば2泊でもいいのだが、地元の友達にも会いたかったし母や叔父の墓参りもしたかったから1日延ばした。

主治医に言われたことを守っていないので内心ヒヤヒヤしながら行きの飛行機に乗っていた。



でも意外なことに今回の帰省中に頓服を飲むようなシチュエーションは一度も無かった。

これは会えない間に何度も連絡を取り、双極性障害のことを理解しようと努め遠くからいつも支えてくれた家族のおかげもあったと思う。

それに加えて今回は「祖母の死」という悲しい出来事と「滅多に揃うことがない親族が揃うことができて嬉しい」という気持ちと、その両方があったことで躁転もしくは鬱転することなくうまくバランスが取れていたのだと思う。


今はもういつもの自宅に帰ってきている。

帰ってきて感じたのはやっぱり家が落ち着くということと、日々の何気ない物が私を支えていたということ。

例えばいつも使う洗顔料、シャンプーやトリートメント。
毎朝飲んでいたコーヒーの味。
ベランダから見る景色。

これまで全然気にしていなかったそんな些細な物に4日ぶりに触れて
「ああ懐かしい。やっぱりこれが落ち着く」と、幸せな気持ちになった。

それに加えてやはりどんな目的であれ旅行という「環境の変化」は良くも悪くも精神的ストレスを感じるのだなと実感した。
主治医の言っていたことがよく分かった気がする。

元気だった頃は旅行が大好きでむしろ環境の変化を求めていたが、今後帰省する時やどこかに遠出する時は極力この家の物を持っていこうと思う。
シャンプーもトリートメントもコーヒーも。


3月は予想していた以上に色んなことが起こり忙しなかった。
あっという間に明日から4月がスタートする。

4月からはいよいよ復職。
7ヶ月近く仕事から離れていたので慣れるのは大変だと覚悟しておこうと思う。

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