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1「生きる」と「死ぬ」の間にあるもの


これは、おじいちゃんの訃報を聞いてからずっと考えていたこと。

「生きている」と「死んでいる」

これって何が違うんだろう。
この2つを隔てるものは何なんだろう。


ずっと、死は自分よりも離れた遠いところにあるような気がしていた。
何より自分は「死」への恐怖がとても強かった。大切な人の死を想像して泣いた夜が何度あったことか。


だけど、今回考え方が変わった。


実は、生きると死ぬってすごく近いんじゃないか。
ていうか、大して変わらないんじゃないか。
何が違うのか、と言われればもはやほとんど違わないような気がする。物理的に少し違うだけだ。


人間は勝手に「死」という概念をつくりあげた。

それで、
死とは悲しいこと
死とは辛いこと
死とは怖いこと、って思い込んでいる。
でもそれって、人間がつくった勝手なイメージでしかない。



実際、

死とは死ぬこと

それだけだ。それ以上でもそれ以下でもない。


死に悲しむのは人間だけだ。
他の、自然界にいるたくさんの動物に、そういう感情はきっとない。死んだら、それは死んだだけだ。
もちろん、「いなくなる」ということへの悲しさや寂しさは少なからずあるかもしれない。

でもやっぱり、死んだら
あぁ、いなくなったな、ってだけだろう。

それに対して異常に怖がったり嘆いたりはしない。


死は自然の摂理だから。

誰にだってくる。順番だ。



そう考えるとやはり、いかに人間が「死」に対して執着しているのかが分かる。



ただ思い込んでるだけなのだ。考えすぎ。
「死」を立体的に、感情的に捉えすぎなんだと思う。


生きていて、時が来て死んだ。
それだけだ。


小さいころ聞いた歌に、
「生まれて、生きて、死んでく。遠まわり」
っていう歌詞があって、本当にそうだ。


死は生のすぐそこにある。

生の延長線上にあるだけ。
生と死を隔てるものなんてきっとない。
地続きなんだと思う。



これが、今の私なりのこたえ。

これから歳を重ねて
大切な人との別れを経験して

そうしてまた、考え方は変わっていくんだろうなぁ。

それでいいんだと思う!




おわり



今の気分
暑かったり、雨が降って急に冷えたり。
ほんっと、天気って気分屋。
私たちはそれに振りまわされてばかりだ。
寒いのってほんときらい!
だけど、
毎日様子をうかがって服装を決めたり
タイミングを見計らって洗濯をしたり
てるてる坊主を作って天気の機嫌をとったり
そんな感じで生きてる私たちってなんか、ものすごく健気でいとおしい気がしてくる〜♪

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