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【あかっぱのブラジル協力隊活動記】Vol.34

こんばんは、あかっぱです(^^♪

連投で投稿を!

昨日、ブラジル国旗の話をさせてもらったんですが

その中で、ブラジル国旗の真ん中にある「青」は「1889年11月15日午前8時30分ごろのリオデジャネイロで見られたと言われる空の様子」を表しているだそうです。

さて、なぜ「1889年11月15日午前8時30分」なのか???

それは「ブラジルで連邦制が宣言されたから」。

高校の世界史でやるのかな?

そんなことも全くわからないくらい、世界史を高校で1年次しかとらなかった私には、恥ずかしながら、パッと「ブラジルで連邦制が宣言された」と書かれていても、その意味がちんぷんかんぷんでした。

なので、あかっぱなりに、自分でもわかりように、めちゃくちゃかんたんーにブラジルの歴史を!
(間違っていることがあったら、ぜひ気づいた方、コメントください!!!)




ブラジル、もっと言えばアメリカ大陸は、歴史の教科書でも出てきて、このあかっぱでも知っているように、もともと、当時世界の中心であったヨーロッパから認識されていない大陸だったんですね。

それをいわゆる大航海時代にコロンブスが発見して、それまで先住民が住んでいたアメリカ大陸に、ヨーロッパの人たちがどんどんと渡っていったり、移り住んだりしていたんですね。

そして、ペドロ・アルヴァレス・カブラルという方がそれまで何となく南アメリカ大陸を区切って国っぽくしていたのを正式にブラジルとして規定したのが1500年のことだそう。

で、このカブラルさんがポルトガルの方だったんですね。

だから、その後もポルトガルの人がどんどんと探検に訪れるようになったんだそう。

ちなみに、「ブラジル」という名前は

この探検で一番の収穫であった「パウ-ブラジル(pau-brasil)」と呼ばれる、赤や紫の染料の原木が由来なんだそう。。。

へー

で、その後は、ポルトガルの領地として時代は進んでいくわけですが、ポルトガル自体が、スペイン下になったり、いろいろあったそうで、開発は途中からあまり進んでなかったよう。


で、ここでかの有名な「ナポレオン」の登場!
(あかっぱ、ナポレオンは名前と絵は知っていても、どこの国の人で、どんなにすごい人だったのか、全く知りませんでした、ごめんなさい。)

ナポレオン率いるフランスは、ヨーロッパで急激に勢力を伸ばしていて、1808年にポルトガルに侵攻して、制圧しちゃうんですね。

で、ポルトガル王と王室はリオ・デ・ジャネイロに逃げ移ったんですですって。

一応ポルトガル領とはいえ、そんなことあるんだ!って世界史を全然知らないあかっぱ、そこでも驚き!

そこになんと1821年まで、つまり13年留まったそうなんですね。

で、国王たちはもともとのポルトガルに戻ったわけですが、その時の王子がブラジルに残ったんですね。

そしたら、この王子、野望が強かったのか、現地の人たちの想いを感じ取ったのか、詳細は分からないですが、「この場所は独立して、一つの国になるべきだ!」と言って、国王が帰ったたった1年後に独立しちゃうんですね。すごい!
(そして、自分がちゃっかり初代の国王になっちゃう)

そうしてできたのが「ブラジル帝国」

つまり、この王子が国のトップになって国を治める、いわゆる「帝政」の始まりです。

ですが、それが、時代の流れなのか、ブラジル国内でなにかあったのかはよくわからないのですが、アメリカに代表されるような、中央政権に主権が集中しているのではなくて、各州に権限がもっている「連邦制」になった

これが「1889年」だったんですね。

ちなみに、国旗の話で言うと、その連邦制を宣言するまでは

図1 出所:Casa Imperial do Brasil ホームページよりhttp://www.monarquia.org.br/-/obrasilimperial/Bandeirashistoricas.html

これだったそうなんですね。

それが、連邦制を宣言してたもんで、「よし国旗も変えよう!」となったんですね。

なったはいいんですが、でもまだ国旗が出来上がっていない

だから仮の国旗を使おう!

ってことで、


図2 出所:Portal Brasil Bandeira Nacional reflete a história brasileira ホームページより。 http://www.brasil.gov.br/governo/2014/11/bandeira-nacional-reflete-historia-brasileira

この国旗を使っていたんだそう。

ちなみにこの国旗、どこかで見た気がしません?

「アメリカ合衆国」をモデルにしているらしいです。

でも、この国旗、使われたのはたった4日間だけなんだそう。

幻の国旗ですね。

それも「仮の国旗つくっちゃえ」って発想がまた面白い!




さてさて、そんな国旗にまつわる話の最後に。

昨日も書いたけど、国旗紹介を聞いていて、実はブラジルと同じように独立当時の空や南半球のシンボルである南十字星を入れている国って、意外とあるんですね。

例えば、ソロモン諸島



ソロモン諸島の国旗は、独立当時の5つの星が左上に描かれているんです。

これも当時の、「おれたちは独立したんだ」という想いを大事にしている証かなーと思ったし、

ドミニカ共和国は顕著で、

赤は「独立によって流された血」を、青は「平和」、白は「汚れのない精神」を表しているんだそう。

苦しい想いをして独立した当時の人たちの想いが国旗にはにじみ出ているんだなと思いました。





最後までお読みいただきありがとうございました。





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