パートナー氏と話していると、「わたしって理屈っぽいな」って我ながら思うことがしばしばある。

わ「それで？　どうしたいわけ？」
パ「いや、そんなに言葉ひとつにつっかからなくても」
「わたしASDだからさー。言葉に重きをおく気質なの」
「気質っていうかもはや性格だよね」
「気質なのっ。で、それをどういう方向性で解決にもっていきたいの？」
「解決じゃなくて・・・」
「アイディア？」
「いや、そういうのじゃなくて」
「共感すればいいってこと？」
「共感じゃなくて」
「いまこういう状態だよってこと？」
「えーっと・・・」（パートナー氏、言葉に詰まる）

「わたし」はいつも、方向性を見つけて会話していきたいんだなぁって、ここんとこすごく感じるようになった。パートナー氏はわたしとちょうど真逆。今回の会話は方向性とか解決とかではなくて、彼は「自分はいまこんな感じなんだ」ってただ言いたいだけってことを理解するのに少し時間がかかった。

お互いにお互いの特性を把握しているつもりだけど、こうやってすれ違うことしばしば。パートナーや親しい友人にはなぜか、自分の性質と反対な相手が多い。「同類」的な方がわかりあえるような気もするけど、そうじゃないんだよねぇ。

ASD女性は「女の子らしく」ができない傾向があるというけど、わたしはまさにそれ。理屈っぽいし、方向性のある会話が得意。だからこそ、女性性の高いパートナー氏がわたしの苦手な部分をカバーしてくれてるのかもしれない。

自分の気質はある程度それなりに理解しているから、親しくない人だとかなり気をつけて話したりできるだけ話さなかったりもするからまだいいけど、親しい人だと気を張ることも少なくなり、地のままが出てきやすい。親しい人ほど、気を使わなくてはならない相手なのにね。だって大切な人だから。

パートナー氏はよくこんなワタシにつきあってくれてるなとも思う。突っ走り気味なわたしの手綱をもって引っ張ってくれてるような感じがしている。

でも、彼いわく「拡子と自分の関係は、飼い主とペットみたいなものだから」って。彼にとってはどうもわたしが飼い主らしい・・・ここでも感じ方が真逆すぎてウケるｗ